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ガーデンの「デザインワーク」でわくわく

 令和5年度府中コミュニティガーデン講座(宮町)、第二回が始まりました。今日は会議室でガーデンのテーマを決めてデザインワークをする回です。公園には行かないのですが、デザインを考えるために、講座開始前に
今朝の宮町中央公園を見に行ける人は行きました。

宮町中央公園の花達は1か月前とは全く違った姿を見せていました

<コンセプトとテーマ>
 ガーデンにはコンセプトとテーマがあります。コンセプトは長期的な概念で、その公園の方向性を明確にします。宮町中央公園のコンセプトは、「楽らくガーデンふちゅう」。作る人が楽ちんに楽しく、見る人も楽しく癒される花壇。その意味を込めて昨年の講座に参加した人たちで決めました。
 そしてテーマは短期的で季節によって考えるもので、昨年は、初夏から秋は「ここからこれから始めます」、コミュニティガーデンを始めたばかりだったので、その意気込みを込めて決めました。初冬から春には「暖・だん・花壇」。寒い季節からの花壇なので、ぬくもりを感じられるものを考案。それが今咲いている花壇のテーマです。

2023年初夏―秋のテーマについて
色相環で調和する色の組合わせを決めます


皆さんから出たテーマ案をグルーピングする先生方

2023年初夏から秋のテーマへの意見は、みんなの意見で多かった「さわやか」と「元気」を合わせて「さわやか元気」に決まりました。

<テーマカラー>
 「色」はガーデンの第一印象を決める大事な要素。植物を決める前にテーマカラーを決めることで、ガーデン全体の色の調和が生れ、見る人たちに色によるインパクトを効果的に与えることができるのです。
テーマカラーは、「ブルー」「ビタミンカラー(黄色・オレンジなど)」に決定。今回のテーマカラーの「ブルー」は「涼しさ、知性、静寂、空、夏」などをイメージし、ビタミンカラーは「明るさ、温かさ、元気、活発、陽の光」などのイメージとなります。

<花壇のデザイン>
 テーマとテーマカラーが決まったので、色と形で植物を選びます。ガーデンデザインを可視化するため、花壇の写真の上に、花のイメージのパーツを使って具体的に配置をしてみます。

講師の先生やスタッフが各班をサポート
植物の形でパーツを決めて色を塗ります
テキストを見たりスマホで調べたりしながら、植える植物を決めていきます。

パーツは植物が成長した時の形や大きさをイメージして作られているオリジナルなもので、これに色を塗って、花を配置したい花壇の写真の上に置くと、具体的なイメージがわいてきます。そして具体的なイメージがわくので、それぞれの個人の提案も出しやすく、意見の交換もしやすくなります。大切なのは「みんなで考えて、みんなで決めること」例え違う意見があったとしても、みんなの意見を調整して、総合してデザインを決定することで、満足度も高まります。
それぞれの班で話し合いをしながら決めました。パーツを動かし、どのようにするかパターンをいろいろ考えることができるので、楽しみながらできました。昨年講座に参加された方がリードして、どの班も楽しそうに作業されていました。
植える植物、本数などが決まったら、植物リストに記入して完成。
この植物リストを元に、先生方が調整して、植える植物をセレクトしてくださいます。
最後に各班ごとに話し合った結果を発表。同じテーマでの検討でも各班の個性が出て、それぞれが勉強になります。
1年目の方も積極的に発表に参加してくださり、素敵なチームワークの芽生えが見られました。
皆さんが考えてくださった4パターンのデザインをどれも採用として、宮町中央公園の花壇に配置する予定です。

1年目の方々も積極的に発表に参加してくださいました
班ごとに植物の種類、色、本数を決めました

これでガーデンでのワークのための準備ができました。現在の宮町中央公園の一年草は5月22日に講師の先生方とスタッフ、講座生の有志で抜き取り作業を行います。
いよいよ次回は植栽ワークです。雨が降りませんように!!
                         (文責 鹿嶋晶子)


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