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長い冬を抜け、次のステップ「楽らくガーデンふちゅう」へ~そして、各人が巣立つ日も近い

2月18日(土)11回目のコミュニティガーデン講座を開催しました。1月はミニシンポジウムだったので、久しぶりのガーデン作業です。

《公園での作業》

前回(12月)の活動で植えた1年草たち。今日まで2ヶ月半ほどありましたが、あえて水やりなどのお世話はほとんどしていません。大雪が降った日もありましたね。それでも、花壇は今、春に向けて明るい顔を見せてくれています。

朝の花壇の様子

奥の方に、もさもさのグラス(メリニス’サバンナ’)、見えますか?例えば、こういったものはバッサリとカットバックします。花壇の茶色いところを取り除くという目的だけではなく、切ることで新しい芽が動くことなります。ちょっと格好良い言葉で「スプリングカットバック」という春を迎えるための恒例お手入れです。

カット前
カット後

“切り戻し”の効果、覚えてますよね。新芽のための大切な作業です。

先生がおすそ分けしてくれたチューリップの球根を植えました

手入れだけではなく、春への準備として、南側の花壇にチューリップの球根を植えました。

《座学》

座学の一つめは「コンセプトワーク」
今の冬春花壇のテーマは「“暖・だん・花壇”」、その前の夏秋花壇のテーマは「ここから これから 始めます」でした。
今回はテーマの上に来る花壇の「コンセプト」を決めようというワークです。「コンセプト」は、季節ごとの「テーマ」とは違い、その花壇やガーデンの方向性やスタイルを表すもの。こんな花壇やガーデンにしたいというみんなの思いを込めたものにします。それがあるとガーデンづくりの方向性が明確になり、ガーデンの名前に取り入れることによって、外部の人にも思いが伝わりやすくなり、親しみを増やすことができます。
2回目の講座で出し合ったみんなの思いをまとめたシートを下敷きにし、改めてみんなで「思い」を付箋に書いて、共有し合いました。
愛、癒し、ホッとする、参加型、府中、手間いらずでいつもきれい、ニコニコ…などのキーワードに加え、「“府中ならでは”ってなんだろう?」ということまで考慮に入れ、それらを表すガーデンのコンセプトはなんだろう・・とアイデア出しをし、最後は多数決で決めた結果は、、、
楽らくガーデンふちゅう”に決定。
「楽らくガーデンふちゅう」には、楽しい場所であり、ほっとして、みんながらくな状態で、リラック(楽)スしていられる、そしてお手入れは大変じゃなくて「楽々」にできる、そんな緑と花の居場所になってほしいという思いが込められています。これからも楽しみです。
「“ふちゅう”は絶対入れる!」という参加者からの熱い声もありました。これから“ふちゅうのコミュニティガーデン”を世界に広くアピールしていくために、確かに重要なワードです。わくわくしますね。

いろいろな意見が飛び交った上での決定です

続いて、今年度のコミュニティガーデン講座参加者たちのこれからに関わる大事な講義「活動の体制づくり」についてです。
チラシを作ることの大切さ、役割分担、広報、イベント開催についてなど。仲間と楽しくやること、道行く人たちに喜んでもらうことが大切。何よりの広報は、メンバーが楽しそうに活動していることなんですって。

「ひな草の会」の萩原さん

先輩の事例として、2014年に府中でガーデン活動を開始された「ひな草の会」代表の萩原さんに、立上げ当時のお話を伺いました。最初は老人ホームでのボランティアから始まったことや、行政との調整が大変だったことなどを伺いました。
府中市公園緑地課からは「府中まちなかきらら」の登録についての説明がありました。「府中まちなかきらら」のすごいところは、公園だけでなく道路の植栽でも登録できるところ。身近なところから活動が始められそう、と聞いて、参加者の皆さんの目がキラキラ輝いたのを見逃していませんよ。

次回はいよいよ今年度の最終回。宿題として、皆さん個々人の今後の活動についての想いを一つのシートにまとめてきて頂きます。
府中のあちらこちらでコミュニティガーデンが見られる日もそんなに遠くはない、そう感じられる一日でした。

文責:事務局 丸山 美佳

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