果てしないほど優しい
毎朝の散歩が日課だ。
その季節の、その日の、その瞬間の、空気を求めて。
今朝いつものコースをのんびりと歩いていたら、
向かいから自転車に乗った男性(推定80代くらいだろうか)とすれ違った。
すれ違う人々の表情は、いつもあえてあまり見ないのだけれども、今朝だけは思わず釘付けになってしまった。その男性がにっこりと笑みを浮かべていたからだ。信じられないほどに優しい笑みを。
その男性が向かう方には桜の並木がある。
もしかしたら、美しい桜を見て、微笑んでいたのかもしれない。
そんなことを考えながら、のんびり歩いていた。すると自然と自分自身の表情までもが変わった。自分でも驚くほど、優しい笑顔に包まれた。ごく自然に。
誰かのおかげで、笑顔になれた。
誰かの笑顔は、隣の誰かを笑顔に、そしてまたその隣の誰かを笑顔にできる。
果てしないほど優しい、好循環だ。
優しいあなたの周りも笑顔で溢れますように。
今夜も、明日も、ずっとずっとその先も。
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