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狂人が作ったゲーム「COCOON」

先日COCOONをプレイしまして、驚きました。狂人が作ってますねこのゲーム。完成度がえげつないです。言うなれば真球です。

INSIDEを作った方ということもあって、ゲーム中に文字が出てこないんですね。なので、無駄な説明一切なしのプレイヤーとゲームとの真剣勝負なわけです。フィールドをよく観察して、何があるか?キャラクターを操作して、何ができるのか?とにかく観察と気づき、この繰り返しですね。この塩梅が絶妙です。

パズルゲームって突発的に気づく必要がある瞬間があると思ってて。baba is youとかその典型だと思ってます。あのゲームむずかしいですよね。面白いんですが。COCOONは必ずフィールドにヒントがあって、突然天から降ってきたような気づきが必要ないです。

つまり、COCOONはプレイヤーに常に考えさせて、観察させるゲームなんですね。自然な形で解が導き出せるような設計になってます。このバランスがとにかく絶妙です。そのために文字説明をはじめとした無駄を一切排除しています。終盤まで飽きがこないんですよ。

ゲーム全体を通して感じるのは、開発者の深い愛情とこだわりです。全ての要素が緻密に計算されています。プレイヤーに最高のパズル体験を提供するためにここまでやるとは。正直、ただの技術やアイデアだけでこのレベルのゲームはできないのではないでしょうか。COCOONはまさにその情熱が形となった作品です。

言うなれば狂気です。開発者がどれほどこのゲームに魂を注いだのかがひしひしと伝わってきます。細部に至るまでのこだわりが、時には狂気とも言えるほどの執念を感じさせます。最後の仕掛けとか震えましたね、いやぁ、、。まるで開発者自身がプレイヤーを引き込もうとしているかのような、圧倒的なエネルギーを感じます。

もはやCOCOONは単なるパズルゲームを超えた、芸術作品ですね。その真球のような完璧さと、狂気を秘めた魅力に、恐れ慄いてください。

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