IWGP女子王座とSTRONG女子王座の差別化できてないよなって話①

導入

プロレスの世界では、王座は選手の実力、人気、そしてストーリーの中心を象徴するものです。基本的には王座ドリブンでビッグマッチ含めた興行を組み立てていきます。

特に新日本プロレスにおいて、IWGPを冠するベルトは最高峰とされ、その保持者は世界中の注目を集めます。

んで、そんなIWGP女子王座を現在保持しているのがスターダムのアイコン、岩谷真優選手です。

彼女の技術、魅力、そしてゾンビの如く立ち上がり続ける姿は多くのファンを魅了し、間違いなく日本の女子プロレスの価値を高め続けています。

一方で、気になるのがSTRONG女子王座です。

このタイトルは、STRONGってついてますし、海外での防衛戦を重視し、国際的なプロレスファンをターゲットにしたタイトルなんじゃないかなと思います。

現在の保持者であるジュリア選手も、その強さとカリスマで世界中から注目されています。WWEへの移籍なんかも噂で出ているぐらい注目されてますね。

しかし、これら二つのタイトルが今、ある種「被っている」感が否めません。両王座が日本人選手によって保持されている現状は、両王座の差別化の失敗を示唆しているんじゃないかな、と思っています。

なんか被ってるよな感

IWGP女子王座とSTRONG女子王座は、それぞれが独自の価値と地位を築くべきでした。

個人的な感覚ですが、IWGP女子王座は日本での防衛戦が中心で、国内ファン向けに特化したタイトルにしようとしたのではないでしょうか。

それに対して、STRONG女子王座は、よりグローバルな視点を持ち、国際的なファンベースを対象とした、はずです。

しかしながら、現状では両王座が同じ日本人選手によって保持されており、特に新日本の海外興行において両者の間に明確な差別化が見られません。

岩谷真優選手とジュリア選手の間には、明確なスタイルやキャラクターの違いは存在しますが、王座の地位に関しては、両者が同様の役割を果たしていると感じられることがあります。

特に、岩谷選手が海外でIWGP女子王座を防衛(と言っても一回ですが)する場合や、ジュリア選手が日本国内でSTRONG女子王座を守る様子を見ると、それぞれのタイトルの独自性が薄れてしまっているように思えます。

次に続きます。。

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