ドロースペルの価値は下がる?

こんにちはAcross the wallと言うTCGライクなカードゲームを作っている龍野竜太郎です。今回はドロースペル(デッキからカードを引く効果を持つカード)についての気付きや感じた事を書いていこうと思います。

1.ドロースペルの種類や特徴

ドロースペルと言っても大きく分けて3種類くらいになると思います。まず1つ目が“ドローするだけ”これは普通に手札が増えたりするだけです。1枚だけドローするなら使用したドロースペルを差し引いて±0です。2枚引いたら手札が1枚増えます。これはお得。多分1番強い部類のドロースペルだと思います。

 2つ目は“ドローした後手札のカードを1枚デッキに戻す“効果を持ったドロースペルです。1枚ドローして1枚デッキに戻す使用したカードは手札から無くなるので-1枚ですね。ちょっと損をしてしまいました。だけどデッキに眠っておいて欲しいカードを手札からデッキに戻せるのでコンボデッキを使う人は好むタイプのカードかもしれませんがそれでも-1枚なので上のドロースペルよりは弱いかなと感じます。


 3つ目は“ドローした後手札のカードを1枚墓地へ送る”効果を持ったドロースペルです。これは一見「墓地に捨ててるから2つ目のドロースペルより弱いんじゃないの?」と思う人も居るかも知れません。しかしゲームをやり込んでる人ほどこの“墓地へ送る“を重要視している事が多いです。理由としては墓地をリソースとして戦うデッキが多いからだと思います。俗に言うリアニメイトデッキですね。これらは墓地へ送りたいカードを高速で送りつつ墓地のカードを活用出来るカードを手札に加える事が出来るからです。現代TCGではこの墓地をリソースとして戦う戦法が多く採用されています。なので2つ目よりは強いですが1つ目よりはちょっと弱いくらいの立ち位置になると思います。

本題のドロースペルの価値について

ドロースペルの価値はゲームによって様々です。当然ですね。基本的にはドロースペルはとても強い部類に入ります。理由として相手より先に有効なカードを手札に加える事が出来るという事です。相手がゆっくりと1ターンに1枚ずつ手札のカードを増やしてるのに対して自分は沢山ドロースペルを使って手札を増やしたりしていったら当然相手よりアドバンテージを取る事が出来ます。でもゲームの展開によってはドローする事が損になってしまう事だってあります。しかしプレイヤーはそれを承知の上でドローをする事を選択したりもします。なぜかって?やられる前にやればいいのです。いくら相手が自分のドローにデメリットを付けようがそれが有効的になる前に勝負を決めてしまえば良いのです。ちょっとやそっとの制約ではドロースペルの価値が下がることは無いのかもしれません。

 “もしも相手がデッキから直接墓地に送るいわるゆデッキ破壊をしてきたらドローする事は自分の負けを早めるだけじゃないの?”と思う人が居るかも知れません。それなら欲しいカードが墓地に行く前にドローしてしまえば良いのです。そして素早くゲームに勝てば良いのです。ここでもちょっと自分の負けるまでのターンが早くなるだけで勝ちに行くことが出来ますね。そこまでドロースペルの価値が下がると言う事はありませんでした。デッキ破壊は自分が墓地を活用するデッキならとても嬉しいですね。

ドロースペルの価値が下がる時ってどんな時?

いくら強いドロースペルでも価値が下がる時だってあります。それはゲーム終盤だと思います。例えばとにかくゲームが長引いて残りのデッキ枚数も少ない…なんて時は相手よりとにかくデッキを残してデッキ切れを避けなければなりません。負けてしまいますからね。
他にもドロースペルを撃つくらいならこっちのカードを使ったほうが圧倒的に優位に立てる時とかドロースペルとそのカードを天秤にかけた時どう考えてもドロースペルを選択しない方が良い、なんて時はドロースペルの価値が下がっている時だと思います。

最後に

結論としてはドロースペルはよほどな事がない限り撃ち得だと思います。数多のカードゲームでドローするカードが制限されたりコストが重く設定される様とにかくドロースペルはつよつよのつよです。とあるゲームでは7枚も一気にドロー出来るとかバケモンカードを平気で使ったりもしますが制限されていないことからそれが基準なのかなと…
しかしそれを想定していないゲームではとても気をつけなければならない要素だと思います。カードゲームを作る時は気をつけよう。

画像も無ければそこまで面白い内容でもないであろうクソ長い文章を読んでいただきありがとうございました。これからもAcross the wallをよろしくお願いします。

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