旅百 9
旅とは、受け容れる場所があることである。
学生時代、よく友達の家を渡り歩いた。
徹夜はもちろんのこと、
泊まることもほどほどにあった。
彼らは文句一つ言わずに泊めてくれた。
布団や寝袋を持っていて、食器は2セット以上あり、
寝られても大して怒られたこともない。
そんな僕が社会人2年目にして人を泊める事になった。こんなご時世ではあるが……、
さて、前述の事情もあり詳細はぼかすが、実家に行こうとしていた同期が我が家に泊まりに来た。
暫くいるらしく、一週間経つ。
学生気分のまま泊めるのを許可した。
必要な家具、クッションや食器は用意して、
部屋も一つしかない為仕切りを買った。
それでも準備や片付けが終わらず中途半端な中で迎え入れる事となったが、本人は何も気にしてない。
ここまでなら別に問題はないのだが、
やはり齟齬というか、ストレスが生じる。
ただ、僕の問題もあり相手を責めてはいない。
むしろストレスを隠しきれない申し訳なさはある。
僕の問題は、今浮かぶだけで大きく3つ……あるのだが、本当に個人的な事なので書いてから後悔した。
最後にP.S.として置いておく。
言いたいことは、
民宿やゲストハウスをやっている人をはじめ、
宿泊関係の人の仕事の大変さや、多様な人を相手にして迎え入れる環境を用意する事の大変さを味わった次第である。
笑顔で迎え入れてもらえた日には、宿泊料なんか対価にしてみれば安いなって感じるのである。
食関係の接客業をしていたが、宿泊はさらに大変であると身を以て感じた。
一人で気楽に泊まる生活をしたいとはいえ、それも泊まる場所あってのことだ。
受け容れてくれてる宿には頭が上がらない。
例え裏で文句を言われても仕方ないと感じるくらい、
生活様式の合うか合わない、に関する大切さを学んだ。
あと、思った以上に人は個人個人で個性強くて勝手すぎる。
とにかく疲れたが、もう一週間泊めてみる。
(アイロンかけたい……。)
以下、自身の問題
①休み明けの仕事が
情報収集のため学会にオンラインで聴講参加する
これは学生の頃の専門とは異なる→基礎や理論の勉強をする必要性の存在や
会社として、在宅勤務も少なかったためオンライン会議に慣れてない事が考えられる。
学会もオンラインによる参加は初めてだし、運営も慣れてないかもしれない。
②単純に自分の意思が弱いため相手のペースに持っていかれる。自分の日常生活に支障が出る。
アイロンがけや掃除ができず、相手の話や伝えたい製作物に付き合わされたりした。
仕事を切り上げる・料理に取り掛かるタイミングが自分の都合だけで決められない。
と言ったことがあった。
③共同生活が初めて
友達としては良いかもしれないが、共同生活をすると言うことがここまでお互いの生活リズムや考え方に影響すると実感してなかった。
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