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【赤ペン先生】ChatGPTを人生に導入



1.ChatGPTとは?

 OpenAIというベンチャー企業が2022年(令和4年)10月に公開した人工知能チャットボットです。簡単に言えば、文章で質問を送ると、AIがそれに対応する返事をくれるサービスになります。


 以下、ChatGPT"本人"がChatGPTについて解説した文章です。

 ChatGPTは、人工知能の一つであり、OpenAIが開発した大規模な自然言語処理モデルです。ChatGPTは、膨大な量のテキストデータを学習し、自然言語処理のタスクを自動で行えるようになります。例えば、ニュース記事の要約や翻訳、文書の生成、質問応答などが可能です。

 ChatGPTの最大の特徴は、人間との自然な対話ができることです。ChatGPTは、一般的な質問に答えたり、会話を続けたりすることができます。また、医療分野では、ChatGPTを用いて、患者の症状を自然言語で説明し、診断支援や治療法の提案に役立てることが期待されています。

 しかし、ChatGPTには課題もあります。例えば、感情や文脈などを正確に理解し、それに基づいて適切な回答をすることが難しい場合があります。また、過去に学習したデータに偏りがある場合には、不適切な回答をすることがあります。

 今後、ChatGPTの精度を向上させるために、データのバランスや文脈理解技術の改善などが検討されています。ChatGPTは、人工知能の分野で重要な役割を果たしていくことが期待されています。


 私が一生懸命考えるより、わかりやすい文章を一瞬で書き出してくれます。YouTubeで知ってからというもの、色々と活用させてもらっています。以下、私のChatGPT活用事例をご紹介します。



2.私もさっそく導入

(1)VBAのコード作成

 「○○をするVBAコード書いて」とお願いすると一瞬で書いてくれます。例えば、「セルA1からA10を選択して、上から順に1~10の数字を入力するVBAコードを書いて」とお願いした回答がこちら。


Sub Numbering()
Dim i As Integer

For i = 1 To 10
    Cells(i, 1).Value = i
Next i

End Sub


 質問してからものの数秒で返答してくれます。すごい!

 ただし、たまにめっちゃいい加減なコードを書いてくることがあるので、複雑なコードを任せるのは控えたほうが良いでしょう。また、フォルダの参照先などは正確に伝えないとエラーが出ます。まだ、ヒューマンチェックが必須です。

 なので、命令自体はシンプルだが広範囲にわたる作業や、膨大なデータ量に対応する作業を委任することが現状の最善策だと思います。


(2)文章の添削

 最近よく利用しているのが文章の添削機能です。文章をコピペして、添削を依頼すると、添削方針と具体的な修正案を提供してくれます。

 当然のことながら、この記事にもChatGPT先生からの添削が反映されています。私は段落ごとに文章を貼り付け、添削をお願いしています。

 ただし、VBAのコードと同じように、たまにいい加減な添削をして、私が意図した内容が伝わらなくなる場合があります。また、添削された文章そのものが、かなり当たり障りのない表現になってしまうこともあります。

 そこで、記事を作成する際は、以下の3ステップを踏んでいます。①自分で文章を書く 、②ChatGPTが添削して文章の体裁を整える 、③添削された文章を再度手直しし、自分らしさや伝えたいことを追加することで自分らしい記事を完成させる。

 ChatGPTの添削のおかげで、文章を修正する時間が大幅に削減できており、大変助かっています。



3.人間は勉強しなくて良くなるのか?

 上記のとおり、便利なChatGPTですけど、まだまだ完璧ではありません。しかし、数年もすれば人間を超えるレベルにまで成長すると予想されます。囲碁や将棋の世界では、現役のトッププロがAIに敵わなくなっている現状がありますからね。

 ならば、我々人類はもう勉強せず、すべてをAIに任せれば良くなるのか?私はNoだと思っています。なぜなら、人間にしかできないことがたくさんあるからです。以下、その例。


(1)人間はErrorに強い

 私が思う人間の強さは、間違い(Error)に敏感である点だと思っています。
 AIが出力したコードや添削案を、そのまま使用するのは危険が伴います。例えば、AIが出力したコードをそのままVBAに書いたら、Excelは意図しない動作をする可能性がありますし、AIの添削案をそのまま採用したら、文章の意図が伝わらない場合があります。

 そこで、人間がAIの気づいていない間違いに気づき、必要な修正を加えることで、より高いレベルの成果を出すことができるようになるでしょうし、人間だけ・AIだけでは出せなかった成果を出せることもあるでしょう。

 その間違いに気づき、正す力をつけるには、引き続き勉強が必要です。


(2)人間は"らしさ"が欲しい

 もうひとつ、私が思う人間の特徴は、"らしさ"を求めることです。先に述べた囲碁や将棋の世界で、最高レベルの対局を見せるだけなら、AI同士を対戦させて放送すればよいだけですが、実際には人間の棋士がいます。

 それは、私たちが対局を観戦するときに、棋譜だけでなく、打ち手の外見や性格、棋風といった人柄、さらには対局者同士の心理戦や場の雰囲気などを楽しんでいるからでしょう。これらは、人間"らしさ"があるからこそ生まれる魅力であり、それらを見るために棋士が必要とされるのだと思います。

 また、日常生活でも同じことが言えます。個人の"らしさ"が、その人の魅力を生み出しているのです。もちろん、このnoteも同様だと思っています。私の文章は決して綺麗ではありませんが、砕けた表現や微妙な皮肉など、私ならではの個性が出ているからこそ、読んでくださる方に面白さを感じていただけているのではないでしょうか。

 "らしさ"を表現するためには、他の人とは違った個性やカラーを出す必要があります。そのためには、様々なことをインプットして自分自身の持ち味を見つける必要があると思います。



4.ウィズ・AIの時代

 暗号資産(ブロックチェーン技術)の記事でも述べたように、新しい技術の波は一人の力では押し返せないものです。むしろ、そんなことを試みたところで、その波に流されてしまうだけだと思います。

 したがって、新しい技術の波を見極め、その波に乗るための練習を積んでおくことが重要だと思います。AI技術も、人間社会を大きく変える可能性を秘めたビックウェーブとなることでしょう。

 ウィズ・AIの時代、あなたはどう生きていきますか?


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