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マイナンバー実務検定報告


 皆さんこんにちは。受けてきました、検定。というわけで、さっそく報告させていただきます。なお、受験にいたるまでの動機や勉強の経過については、下の記事をご参照ください。


1.ほぼ準備無しで当日

 今月は、休日出勤5回を含んで100時間ペースの残業をしていましたから、平日の仕事終わりに勉強する余裕はありませんでした。休日も休日で、平日に残した家事で勉強時間がなくなるわ、そもそも休日がなさすぎるわという悲惨な状態でした。

 会場へのアクセスも、前日の夜にサウナから帰ってきてから調べ始め、まぁ電車にさえ乗れれば着くんじゃないくらいのテンションでした。


 また、受験票さえあればなんとかなるわとたかをくくっており、時計もなければ筆記用具も準備していないという状態で当日朝を迎えました。

 朝になってようやくヤバさに気づき、家にあった文房具とWAISを受けたときに百均で買った小さな時計をカバンに突っ込みました。結局、家にはなかったので、消しゴムは持っていけませんでした。鉛筆の上についてるちょろっとしたやつだけ。


 そんな、試験をバカにしたようなコンディションで家を出て、ギリギリ会場へ着きました。



2.割と人いた

 試験会場は、大阪経済大学でした(トップ画像は同大学記念館の入口付近)。

 ぶっちゃけ、マイナ検定なんてマイナー(ダジャレ)だから、小さな会議室みたいなところでこぢんまりやるんだろうと勝手に思ってたんですけど、受付の段階からわりと人がいて、会場も大講義室みたいなところ2つだったのでわりとびっくりしました。

 どうやら、マイナ検定1〜3級の他に個人情報保護士も同会場・同時間帯で試験をしていたから、あれだけの規模感になっていたようです。ナメててすみませんでした。



3.受けてみた感想

 受けてみての感想ですが、参考書で勉強した内容がちゃんと出てきたなという印象でした。

 ただ、私が読んでいた参考書はちょっと古かったようで、まったく見たこともない新しい分野の問題が何問か飛んできました。しかしそれも、市役所での経験でなんとかカバーできたと思います。


 出題形式はシンプルな正文選択・誤文選択がほとんどで、選択肢の内容もいたってシンプルでした。自動車免許の正誤問題みたいな、性根が腐った引っ掛け問題はありませんでしたね。

 総じて、試験勉強をちゃんとこなし、マイナンバー制度に関する用語や事務の流れをちゃんと理解していれば、普通に取れる問題ばかりだったと思います。

 試験そのものも、難しすぎず簡単すぎない内容だったと思います。



4.自己採点では合格圏内

 夕方には解答速報が公開されたので、それをもとに自己採点した結果は72/80(90%)でした。合格水準が70%以上とのことでしたので、点数的には安全圏かなと。受験番号の書き間違いなど初歩的なミスがなければなんとか合格できそうです。

 直前にちゃんと学び直しができなかったわりには高い点を取れたかなと喜んでいます。9割いくならどうせなら満点取りたかったですけど。参考書の解説だけでなく、番号利用法とかガイドラインの原文も読み込んでおけば、もう何問かは拾えたんじゃないかなと思います。


 また、問題用紙に自信なし(△)と書いてあった問題だけちゃんと間違えていたので、自己評価もある程度高い水準でできていたようです。

 ただ、△のなかにはしょーもないケアレスミス(誤ったものを選ぶところで正しいものを探していた)が2つあったので、ここは反省すべき点だと思いました。設問読み間違えて解答したら、そら自信なくなるわな。



5.みんなも受けてみて

 そんな感じで、うまくいけば来月(合格発表日)には、晴れてマイナンバー実務検定1級を名乗れそうです。そんな私が思うのは、みんなマイナンバー実務検定受けたらいいんじゃない?ってことです。


 試験勉強をしていると、マイナンバー制度に関する世間の認識(ややこしい、国家の陰謀 など)が、いかに間違っているかがわかります。マイナンバーは、所詮、従来の手段に替わる検索手段の1つに過ぎません。メディアなんかで言われるような恐ろしい力は、法令に基づいて運用されている以上生まれないと思います。


 また、これから間違いなく利活用が広がっていくマイナンバー制度について、教養としてでも身につけておくのは、生きていくうえで有意義だと思います。守備範囲は違えど、マイナンバー制度と密接な関わりのあるマイナンバーカードも、ある程度普及が進みましたし。


 で、受けるんだったら初めから1級でいいんじゃないかなって思います。

 過去問やら参考書やらを何冊か見ましたけど、1級とそれ以外での問題の違いって、文章の長さくらいなんですよね。根本的に出題範囲が大きく異なるみたいなことはなかったように思います。

 それならば、わざわざ何回かに分けて昇級を狙うのではなく、一発で受かりにいったほうがコスパが良いと思います。検定料は控えめに言ってクソ高いですから。


 個人番号利用事務等に携わる人もそうでない人も、マイナンバー制度への理解を深め、その証をもつことを私はおすすめします。



6.スマート講座なしでもイケる

 余談ですが、個人的にはスマート講座(検定と同時に申し込めるオプションみたいな動画)は要らんかったなと思いました。本だけで十分だなと。


 まぁ、番号制度は変化が激しいので、古い本だと試験範囲を網羅できなかったり、記載が前のままだったりする弊害があることを考えると、そういう穴がない講座が正攻法なのかもしれませんけど。


 ただ、個人的には既存の参考書をしっかり読み込んでおけば、制度変化の穴にハマっても十分合格できるんじゃないかなと思います。実際、私は動画を見るための時間とデータ量がなさすぎたので、最初の3話くらいしか見れてませんでしたし。



7.個人情報保護士も受けたい

 そんな感じで、私のマイナンバー実務検定受験記このあたりにしておこうと思います。もし、今回合格できていたら、次は個人情報保護士にも挑戦したいと思います。

 というのも、今回私が入った会場では、受験者の7割くらいは個人情報保護士を受けていたからです。そして、個人情報保護士試験の問題に番号利用法が含まれていることを考えると、マイナンバー実務検定だけでは足りない、個人情報保護士までとってようやくかれら(会場の人たち)に並ぶんだと感じました。

 そもそも、特定個人情報(マイナンバーを含む個人情報のこと)を扱う身として、一般法たる個人情報保護法について理解を深めておくことは当たり前だと思いますから、その資格も持てるなら持ちたいとおもいます。

 まぁ受けるとしたら来年の3月かな。マイナポイントの対象となるカードの申請期限が伸びたことにより、年内は地獄で勉強できないと思いますから。

 あと、ヒゲ脱毛とか、中型免許とか、47都道府県制覇後半戦とか、やりたいことが山ほどあるので、個人情報保護士の勉強の優先度は今のところは低めです。先にやりたいことをやる。



 そう考えると、いまの仕事がどうしても邪魔になってきます。こんなに働かせんなよ、こっちは忙しいんだぞ!やらないといけないことがたくさんあるんだぞ!

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