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47都道府県制覇に要らなかったもの・捨てたもの


 皆さんこんにちは。気づけば47都道府県制覇前半戦を終えて1か月が経過しようとしています。時の流れというのは早いですね。と感傷に浸っている場合ではなく、さっさと47都道府県制覇関係の特集記事を書かないと賞味期限がそろそろやばいです。

 というわけで、今回は「持って行ってよかったもの」特集の逆、要らなかったもの、あるいは買ったけど、使わなかったものについて特集したいと思います。これから長旅をしたいと考えている方の参考になれば幸いです。

 なお、「持って行ってよかったもの」に関する記事は下記リンクを参照ください。


旅の恥はかき捨て,物は使い捨て

 「持って行ってよかったもの」の記事でもちょろっと書きましたが、旅をする上で大切なのはなりふり構わないことだと私を持っています。キーポイントは「旅の恥はかき捨て」「物は使い捨て」ということです。

 旅先で出会った人とはおそらく二度と会いませんし、出会ったとしてもその時のことは忘れているでしょう。なので、中途半端に体面を保つために体へ負荷をかけるのではなく、自分ファーストで体調第一、楽しむこと第一でやっていけばいいと思います。せっかく日常を捨てて、非日常の時間を味わっているわけですから、常識に囚われる必要はないと思います。

 また、旅をするにあたって気をつけなければならないのは、荷物のスペースと重さです。滞在ならともかく、移動中心の旅企画では、荷物は基本持ち運び続けなければなりません。荷物が重いとそれだけで地獄と化します。

 また、旅で使うものは大半が消耗品だったり、替えが効くものだと思いますから、そんなものは必要な時に買って、要らなくなれば捨てるという作戦でもいいんじゃないかと思います。個人的には、貴重品以外のものはすべて地産・地消するぐらいの勢いでグルグルグルグル回していけばいいのではないかなと思っているぐらいです。あと意外にもホテルの備品は充実です。

 それらを踏まえて、私が47都道府県制覇にもっていかなければよかった・買ったけど正直意味なかったなと思うものをご紹介します。


1.ハンガー

 これはマジで要りませんでした。旅先で洗濯するから、ホテル備え付けのハンガーでは足りないと思い、洗濯物を干す用のハンガーを追加で持ち込みました。しかし、ホテルの洗濯機には乾燥機がついていましたので、洗濯物を干すことはなく、そのまま畳んでしまえます。

 しかも、今回の旅では寝巻きを持っていかず、寝る時には翌日の服を着て寝ていましたので、そもそも部屋にあるハンガーすら使うことはありませんでした。というわけで、ハンガーは完全に要らない。使いどころがないからメリットもない。強いてメリットをあげるとすれば、スペースをとらないことと、いざというときの武器としては攻撃力があるということくらい。


2.紙の本・Kindleタブレット

 これもただただ重いだけでした。移動は電車が主ということから、時間を潰す娯楽品はある程度持ち込むべきかなと思い、紙の本(主に資格の本)と Kindle 用のタブレット端末を持ち込みました。

 しかし、実際の道中は思ったよりも忙しく、次の予定の確認と記事の執筆でほぼほぼ時間を使ってしまい、本をゆっくり読む時間はほぼありませんでした。そもそも、本なんて家でも読めるんだから、わざわざ旅先の電車内で読む必要ないよな、ということにも気づき、完全にいらない持ち込みだったと反省しました。

 読書なら、紙の本ではなくKindle のタブレット端末だけでもよかったですし、なんだったらスマートフォンに Kindle アプリを入れてしまえば、それで代用できてしまうので、紙の本も読書用のタブレット端末も必要ないと思います。ただの重りでした。


3.アメニティ

 これもホテル備え付けのものを使い捨ててしまえば十分に対応できます。まぁ、日焼け止めとか化粧品とかは置いていないかもしれないので、それらの持ち込みは必要かもしれませんけど。

 私は歯ブラシなど一式を持ち込んで旅に出ましたが、実際はホテルのもので十分だったなと思います。ただし、髭剃りは手剃りだと時間がかかるので、自前の電動髭剃りを持ち込んで正解だったんと思います。ただ、髭脱毛さえしてしまえば、そもそも髭を剃る必要がなくなるわけで、そのあたりの無駄さに気づかされました。髭脱毛は、47都道府県制覇後の宿題です。

 

4.下着の替え(余剰分)

 何も全く持ち込まずに同じ下着を1週間履き回せ、というわけではなく、必要以上の下着の替えは要らなかったなという振り返りです。

 今回、服の替えは3セットだけ持って行き、下着の替えは5セット持っていきました。というのも、出発したのは夏ですし、汗はすごくかくだろうという予測があったのと、万が一漏らしてしまった時に対応できるようにしたいと思ったからです。しかし、実際のところは予備の下着を使うことはなく、服とセットになっている下着だけしか使いませんでした。結果、予備の下着は軽度の重りと化しました。

 というか、コンビニで売ってるわけだから、足りなくなったり漏らしたりしても都度買えばいい話でした。てか、極端な話、下着なんか持ち込まず、都度都度買って履き捨ても十分運用できると思います。

 重さもカサもたかが知れているので、多めに持ち込んでも、それほど大きな影響は出ませんが、使わないものをわざわざ持ち込む必要もと思います。



5.財布

 決算報告を見てもらえば分かる通り、現金支出は1万円のみでした。あとは旅出つ前にほとんど支払い終えているし、道中もほぼほぼキャッシュレス決済が使えました。実際、道中の支払いはスマートフォンと交通系 IC カードとクレジットカードがほとんどでしたから。となれば、定期入れにそれらをまとめて入れておくだけで十分やっていけということです。

 また、旅先ではカバンを普段とは違った使い方で運用しますから、財布を探すのにも苦労しましたし、紛失するリスクが怖すぎて結構ビクビクしていました。ということなので、財布を持ち歩くという選択肢はあまりスマートではないのかなと思います。今の時代、旅先の支出はもっとひとまとめにしてしまえると思います。何も財布にしなくとも。


6.パソコン

 「持って行ってよかった」シリーズで挙げたパソコンですけど、ぶっちゃけパソコンじゃなくても良いのでは?と思っちゃったりします。なぜなら、パソコンはとにかく重いから。本体だけでなくバッテリーや周辺機器なんかも持っていかねばならず、それだけで3~4kgくらいになるし、スペースも圧迫する。たしかに、パソコンを持ち運ぶと旅先での創作がはかどるのですが、別のものに置き換えられるならそのほうが良いと思います。

 私がパソコンを持ち込もうと思った理由と、持ち込んでよかったと思った理由ってスマホ以上の画面の広さとタイピングができる環境を得られることだったんですよね。それなら性能の良いタブレット(iPad proとか)と折り畳み式のキーボードがあれば十分なんじゃないかなと思います。それなら、重いバッテリーも要らないし、マウスも要らないかもしれないですね。

 とはいえ、残すところ後半戦のみというなか、これらを新調するのは少し金をかけすぎな気がするので、後半戦も泣く泣く重たいパソコンを持ち運びますよ私は…。



7.経口補水液(ペットボトル)

 「持って言ってよかった」ものとして、経口補水液(ゼリー状)を挙げました。一方で、ペットボトルの経口補水液は正直微妙でした。

 経口補水液を摂取したくなる時って、水をあまり飲めていない時か飲めない時、水を飲むのも少ししんどい時などだと思うんですよ。だからこそ、ゼリー状だとキュッと飲めて助かるんですよね。ペットボトルだと、飲まないです。飲めないからしんどいわけで、そんな状態で飲まそうとするなと。

 あと、経口補水液は常飲というよりは非常用だと思うので、基本的に持ち運びが発生します。ゼリー状のものなら1個に200g でサイズもコンパクトにまとまりますが、ペットボトルは1個500mlだし、場所も圧迫する。そういった点でもゼリーに劣ります。

 というわけで、ペットボトルの経口補水液は、旅のお供に向かないものだと言わざるを得ないと思います。実際、私は秋田県(初日)でゼリー状と、ペットボトル状の経口補水液両方を買い込みましたが、ペットボトルのものを1本も開けることなく、ただただキャリーバッグを圧迫する重りと化していました。虚弱体質の私は後半戦でも経口補水液が離せないと思いますが、ペットボトルのものは絶対買わないと思います。


8.羞恥心

 「他人の目を気にしない図々しさ」を「持って行ってよかったもの」として挙げたところですが、一方で「羞恥心」は要らなかったなと思います。

 繰り返しにはなりますが、旅先で出会う人はもう二度と会うことはありませんし、会ったとしてもその時のことは忘れています。ということは、恥をかいても忘れてもらえるわけで、実質デメリットなしと言えるのではないでしょうか?普段は恥ずかしくてできないようなこともデメリットなしですることができるんですよ。

 実際、今回の旅を振り返ると、もっと恥をかき捨てて色々なことをやってもよかったかなと思います。現地でしかできない体験をしてもよかったですし、自撮りとか動画撮影とかも、ハジけてやればよかったと思います。とくに、現地の人との交流は、もっと積極的にやればよかったと思います。なんだったら、ナンパくらいしちゃってもよかったんじゃないかなと思います。それだけやっても、残る痛みは何もなかったんじゃないかと思います。

 旅の恥はかき捨て。後半戦では、移動間の時間に少し余裕を持たせ、何か恥をかけるようなことができるようにしておきたいと思います。



補足:モバイルバッテリー

 ここで、多くの人が持ち歩くであろうモバイルバッテリーについて、解説しておきたいと思います。

 私は充電器こそ持って行ったものの、モバイルバッテリーは持って行きませんでした。理由はもちろん重たいから。あと、モバイルバッテリー自体を充電するという手間が増えてしまうから。よって、持ち込んだ労力に対して得られるメリットは少なすぎると判断し、持ち込みませんでした。

 また、今回は電車での旅だったので、少なくとも新幹線に乗っている間は充電ができる環境はあるだろう、電池がヤバそうだったら、そこで充電すりゃいいと思っていたのもあります。そもそも私が今回持ち込んだ電子機器はバッテリー持ちが非常に良くて、充電しなくても十分に電池は持ちました。バッテリーを持っていくのではなく、電池を持たせる前提で電子機器を持ち込む方が効率が良いのではないかと思います。


おまけ:ホテルの有料チャンネル

 これは完全に番外編になりますが、ホテルの有料チャンネルをご紹介します。宿泊最終日(6日目)に、かの有名なホテルの有料チャンネルの実態を調査すべくカード(1,000円)を購入しました。使ってみた感想を言うなら、マジでクソでした。ほぼほぼ金の無駄です。

 まず、レパートリーが全然ない。私が映画に明るくないというのもあるかと思いますが、洋画や邦画、アニメに関しては知っているタイトルがない。しかも本数も少ない。マシだったのはアダルトビデオのコーナーでしたが、動画が少し古かったです。実際に流してみると、画質も良くありません。

 極めつけは値段ですよ。私が購入したカードはなんと1泊1000円である。どう考えても高すぎ。月換算したら3万円である。YouTube premiumでも月1,200円程度ですから、どれだけ暴利を結ぼっているかが分かります。まぁ、旅のカードを月換算するのはナンセンスだと思いますが、高すぎる。

 1泊1000円の元を取ろうと思えば、映画を3・4本は見ないといけないでしょう。映画1本が2時間くらいと考えると、元を取るのに8時間ぐらいはかかる計算になります。明らかに時間の無駄です。そんな時間を使うなら、ホテル周辺を散策したほうが何倍も楽しいと思います。

 今の時代、ホテルの有料チャンネルを買うぐらいだったら、スマートフォンで動画を見た方が100倍コスパ良いと思います。なんだったら、動画配信サービスの多くが初月無料なので、旅に出る直前に体験入会してしまえばいいでしょう。有名なタイトルを高画質で楽しむことができますよ。

 そもそも、非日常を味わうために旅に出ているのだから、わざわざそこで映画を見るなんてちょっとナンセンスだと私は思います。ビジネス目的での一時滞在なら話は別ですが…。

 というわけで、レパートリーダメ、画質ダメ、コスパダメ。ホテルの有料チャンネルはマジでおすすめしません。まぁ、日本文化として体験するのであれば、この上なく面白いものだとは思いますが…。



いかに捨てるかがポイント

 ということで、47都道府県制覇でいらなかったもの捨てたものなどを紹介しました。冒頭でも述べた通り、旅で大切になるのはいかに捨てられるかだと思います。ちょっと捨てすぎたかなくらいでもちょうどいいくらいです。

 ものとプライドは必要最小限で、旅は最大限楽しんでください。

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