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大学生活を西武に捧げた男のベストゲームレビュー

私は大学生活4年間のうち約370試合観戦してました。


我ながら頭のおかしい大学生活でした。
特に2017年、2018年は関東皆勤賞とか頭イカれてました。



大学1年2年の頃はホーム開催の時はほぼ開門前からスタジアムに通い、特に2年生の頃は優勝が掛かってた事もあり前期後期で18単位しか取れてませんでした。
その結果4年生でフル単じゃなければ卒業できないレベルになっちゃいました。後悔はしていません。

リアルにオンライン授業じゃなければ留年確定でした。
お母さんお父さんごめんなさい。

また華の大学生活の中、サークルにも入らなければ友達との飲み会も行かない。
気がついたら大学の友達と言える存在は片手で数えられるくらいしかいませんでした。
こんな私と仲良くしてくれた大学の友人。本当にありがとう。感謝します。


けれども私は普通の学生生活では味わえない経験した。
台風で帰れなくなったり…地震で帰れなくなったり…ゼミの先生に「優勝しそうなんで休みます」って言ったり…
ここでは言えないような事件も起きたり起こしたり…
今となればいい思い出だらけです。



そんなイカれた大学生活をどうにかして形に残したかったので、とりあえず私が大学在学中に観戦した試合の中で印象に残っているベスト5をまとめておきます。
時間がある時に読んでくれると幸いです。

あとこのブログは深夜テンションで書いてるので変な言い回しがめちゃめちゃあります。優しい目で見てください。



第5位 2020/9/8 オリックス(西武ドーム)

この試合は私の中では2020年ベストゲームです。
背番号13をつけた男が一気にエース道を駆け上がった様な試合でした。

この試合の一週間前、ロッテ戦で7回1死までノーノー
しかし四球から崩れてヒットを打たれる
あぁ…ただの確変だったか。そうに違いないな。

そう思ってた翌週、山本 対 光成
これは投手戦になるかなと思ったらその予想の上を行く光成素晴らしいピッチング。
まさか8回までノーノー スタジアムがざわつく…このざわつきは良くないな…
そんなことを思ってたらとうとう9回先頭打者にヒット。マウンドに西口が向かう。

あぁまたノーノーを見れなかった。
余談ではあるが私はノーノー未遂を3回ほど見たことあるがノーノーは見たことがない。
もしかしたら私が見ていたら達成出来ないジンクスでもあるのだろうか

しかし流石背番号13、打たれた後はしっかりと抑え見事完封勝利。コロナの影響でたった5000人しか見れなかったがその中の一人になれて本当によかった。



いつか満員のスタジアムで背番号13番のノーヒットノーランをこの目で見れる日を願って。


第4位 2017/8/5 ソフトバンク(西武ドーム)

この試合は14連勝が掛かった試合。
この2年前、西武は13連敗を味わった。
その悲惨な記録を抜けるのではないか。
そんな思いもありスタジアムへ

またこの試合の時、1位ソフトバンクとのゲーム差はかなりあったがもしかしたらひっくり返せるのではないか。もしかしたら優勝できるのではないか。
そんな雰囲気がスタジアムを包む。

正直、2017年の中では一番いい雰囲気だった。
チームもスタンドも負ける気がしない。いわば無敵状態であった。

試合は8回表6点ビハインド
けれどスタンドの雰囲気は悪くない。

まだまだイケる。逆転できる。
押せ押せムードで8回裏
2ランで反撃の狼煙を上げるもまだまだ足りない

そして9回裏
繋いで繋いで同点へ

この時、盛り上がりすぎて全く記憶がない
目の前が真っ白になり、気がついたら某先輩が警備に囲まれていた

その後延長戦へ
後はあってないようなものなんで割愛します

負け試合だったが個人的には2017年ベストゲームだった。
もし勝っていたらと考えると本当に悔しい。


ちなみに試合後に配っていた甘酒ゼリーは死ぬほどまずかった。
去年の大掃除まで我が家の冷蔵庫の奥深くに眠っていました。南無三。


第3位 2018/4/18 日ハム(西武ドーム)

この試合は東京ドームで2005年以降の最多観客動員数を更新した次の日。
西武ドームにはまったく観客が集まっていなかった。
入場者は12,975人となっているが絶対に嘘である。
(余談だが予め有識者諸君に一言言っておくが堤時代の6万人来場は間違いなく真実である)

2008年の春先のような動員数であった

試合は8回表が終わり0-7
内心誰もが諦めていた そして観客も帰路につく

そんな中、外野席のインフルエンサーである某氏が「帰ったら一生後悔するぞ!」と叫んだ。
これは非常に印象に残っている。

その後の8回裏。
リリーフの上原健が乱調。田中、トンキンも滅茶苦茶悪い。
そこで7点をもぎ取るも交代。
しかし流れはまだこっちにあった。

9回裏。先頭源田が塁に出て完全に勝負がついたような気がした。

そして満塁。
森友哉が高い打球を放ち外野の頭を越えサヨナラ。
素晴らしい。これぞ三原脩がいう『筋書きのないドラマ』であろう。
最後まで残ったファンに対する最高のプレゼントだった。

振り返るとこの試合が10年ぶりのリーグ優勝のターニングポイントだったのだろうと思う。
それだけ意味のある勝利だったのだ。



ちなみにこの試合の最終回、特に何もしてないがリード前に3人ほど警備員がついた。
本当に客が少なくて暇なんだなあと思いました。はい。



第2位 2019/9/23 楽天(仙台)

はっきり言おう
この試合に負けたら明後日また仙台に行かなくてはならなかった
それが何より嫌だった。だからどうしても勝ちたかった。なんとしてもだ。流石に財布の底が尽きてしまう。

そんなくだらない事を試合中に思っていた。


試合中、スタンドは今までにないくらいの緊張感だった
また優勝まであと少し、シーズン最後の週末仙台という事でファンもいつも以上に駆け付ける

試合は7回裏、せっかく先制したものの同点に追いつかれてしまう
しかしライトスタンドの熱気は増すばかり

そしてついに8回表。ブセニッツ簡単に2アウトを取られるが粘り四球もぎ取る
スタンドはボール球を投げるごとにざわつく

そしてついに満塁で楽天戦では無敵を誇るメヒアが打席に立つ

ここで歓声のボルテージはMAXに

その中、バットから快音が聞こえ、一瞬静まり返った後メヒアの打球は放物線を描き左中間に落ちる

優勝したかのような大歓声 後ろからファンの雪崩れが起きる

老若男女誰しもが荒れ狂う走者一掃タイムリーツーベース


まさしく目の前に広がっていた光景はドラマであり、優勝するチームの野球であった。



第1位 2019/8/28 日ハム(釧路)

この試合は以前noteに書いたが2019年シーズンのターニングポイントであったことは間違いない。

ここでは追記程度しか書かないのでぜひ以前のnoteをご覧ください


試合は7回裏
天気が悪かったこともあり打球が段々と見にくくなる

上がったフライは見にくく外野のキャッチボールも見にくそうにしている。

そして遂に8回表、森友哉が放った打球は空高く上がり気がついたらスタンドイン

正直何が起こったのか分からなかったが、周りの歓声によりやっと状況を把握。

そのまま審判が集まりゲームセット

素晴らしい色んな意味で劇的な試合だった
またこの勝利が2年連続のリーグ優勝へ繋がったのだろう


最後に

私が西武ライオンズに尽くしてきた4年間。またここでは語ら切れないほど多くの記憶に残る試合や遠征。

はっきり言って私の学生生活を勿体ないと思う人はいるかもしれない。
しかし私はこの大学生活で普通の人で得られない経験を味わった。間違いなく唯一無二の学生生活だろう。

もちろん私のような学生生活を送るのはおすすめしないが、人生で一回ぐらい、できれば学生生活の間に一回は年間100試合を達成していただきたい。

試合に多くいったとしても人生観が変わることはないが、この達成感は他では決して味わうことはできないだろう。

ぜひ新大学生になる君!サークルや飲み会に時間を使うのではなく「西武ライオンズ」に学生生活の全てを賭けてくれ。絶対に後悔はしないと保証します。


以上駄文でした。ご高覧いただきありがとうございました。

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追記

大学の友達は20人程いました。卒業式で怒られたので訂正しておきます。みんな本当にありがとう。

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