カフェの窓から見える景色 -Acoustic Cafeのカウンターから / No.3-
MEMORY きっと、せつない
ELLISを知ったのはレンタルCD屋で気になるタイトルのこのCD見つけたのが最初だった。
「せつない」という言葉に魅かれて借りてみる。
聞いたことがある『千の夜と一つの朝』が入っていたことも動機になった。
この何とも言えない胸を締め付けられる感覚はなんだろう…それからELLISの世界に魅了され、このアルバムは聞きまくった。
何度かコンサートに行こうと思ったが、なぜか予定が合わず、大好きなアーティストで唯一、コンサートに行っていないユニットになってしまった。
まだインターネットもなかったから情報は雑誌をめくるしかなかった時代。
ある時、書店で立ち読みした雑誌にELLISの最後のアルバムのレビューがあった。
え…解散しちゃったのか。。
その最後のライブアルバム「ハートには逆らえない」は、ずっと片思いでとうとう会うことができなくなってしまった人の声のようで、聴くたびに切なくなって胸が苦しくなった。
elliさんのライブに初めて行ったのはそれから10年後の2008年9月19日だった。その頃、定期的にライブをやっていた新宿マロニー。
まだウクレレを持っていなかったelliさん。
MARTIN D-35を持って歌っていた。
この時のサポートがチューリップの伊藤薫さんと勝誠二さんだった。
初めて会ったelliさんにずっとずっとファンだったことをやっと伝えられた。
それから16年。
ライブでいつも一緒になる知り合いも増えた。
あの日から、ずっと切ない曲を歌っているelliさんの変わらないファンの一人だ。
カフェをオープンさせるにあたって、どうしても来ていただきたいアーティストが2組いらした。
岡崎倫典さんとELLI+KATZ+NORY。
倫典さんにはAcoustic Cafeのこけら落としをお願いした。
そして今月、ELLI+KATZ+NORYのライブがある。
「夢」が叶う。
さて、今日の珈琲ですが…
One Summer Day(8月のブレンド)
イメージは、ある真夏の一日。
梨のような爽やかさの後に餡のような「和」の甘さ。カラメルの微かな苦みが余韻です。
カップ&ソーサー
コールポート マイフェアレディ 1960年-
心に響く一杯をあなたに
札幌市手稲区新発寒3条2丁目3番23号
新発寒通 新発寒小学校グラウンド向かい
駐車場4台。満車の場合はお声がけください。
お車でご来店のお客様にはアルコールの提供はいたしません。
TEL 011-665-3633
【定休日】火、水曜日
【営業時間】11時00分〜19時00分(L.O18時30分)
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