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小学校受験ペーパーのコツ①かず

小学校受験でどの学校でも出題されるのが数。
難関校だと小学校3年生ぐらいの問題が出題されます。

絵の中から例えばウサギの数を数えるだけの単純な問題から
昨日は花壇に3本バラが咲いた。今日は4本咲いた。全部で何本咲いたか、
などの簡単な足し算、
10匹いたオタマジャクシが5匹カエルになった、残りのオタマジャクシは何匹、などの簡単な引き算から、
難しくなると
5本入りの鉛筆4セットを買ってもらい、弟に4本あげた。
残りを3人で分けようと思うが、あまりが出た場合は自分がもらうことにする。自分の分は何本か、などの掛け算からの引き算からの割り算そして足し算までが幼児の頭を混乱させるのです!

初めからできるわけがないので、数の定着にはとても時間がかかるのが事実。受験を意識した段階から、遊びやお手伝いを通じて少しずつ数の概念を教えていくのが賢いと考え、以下3つの試みを実践していました。

①具体物の操作
料理の付け合わせのプチトマトやブロッコリー、ニンジンのグラッセなどなんでもいいので、子供に「パパとママは5個ずつ、お姉ちゃんとあなたは3つずつ分けてね」とか、「全部を家族4人に同じ数ずつわけてね。」とか指示を出して子供に分けてもらいます。お手伝いもしながら、手を使って数を学んでいきます。
おやつの時間にも。果物やキャラメル、あめ、チョコ。わざと袋物を買って「月曜日の私の分」「月曜日のお姉ちゃんの分」「火曜日の私の分・・・」などとジップロックに分けさせたり。工夫して楽しく具体物を操作させるようにしていました。

②お手伝いシール
小学校受験で必須のお手伝い!
我が家では料理の手伝い、お風呂掃除、床の雑巾がけ、食器洗い、洗濯物干し、洗濯物たたみ、植木の水やり、メダカの水やりなど様々な項目のお手伝いをピックアップし、そのお手伝いをするとシールを1個貼り、「みんなの役に立ちました」ということを可視化していくお手伝いシールというものを壁に貼っていました。
1日で何個もお手伝いができればたくさん貼れますが、「心をこめて丁寧にやること」を条件に10個たまったら飴1個、20個たまったらキャラメル1個、とかご褒美をつけてやっていたので、「キャラメル食べたいからあと2個お手伝いしなきゃ!」とか計算だけは早くなりました笑。。

③超おすすめ!スーパーマーケットごっこ
これは本当によくやりました!準備も手先の巧緻性の訓練にもなるし、
工夫次第で季節や最近はやりの料理問題、記憶の問題の特訓にもなるし、
なにより親子で遊びながら学べる超・おすすめの取り組みです。

準備
スーパーに陳列するものを作る。
果物や野菜,肉、魚、チーズ、牛乳、アイスなど、
スーパーに並べたいものを描いてもいいし、折り紙や画用紙、粘土などで作ります。(全ての商品を3個ぐらいずつ用意しておくとなおよい!)
→お金を作る。
1円、5円、10円などでOK。紙でも段ボールでもなんでも。
→カゴを作る。
画用紙を編んだり段ボールやボール紙を使ったり。楽しく作りましょう。
→レジ袋、100玉そろばんを用意してレジブースを作る。

遊び方
→係を決める
お客さん役、店員さん役、お客さんが複数いてもいいし、
お客さんは子供という設定でおつかいの指示を出すお母さん役がいても楽しい。(私は大体1人2役やっていました)

→店員さんからトーク開始。
「〇〇スーパー開店します!いらっしゃいませーいらっしゃいませー、今日は△が安いですよー」などの開店トークでごっこスタート。
→お客さん
好きな商品をカゴに入れていき、お買い物をする。
母親がお客さん役になった場合などには
「春だからアスパラが欲しいんですが、どこにありますか?」
「すいかありますか?」「冬だからありません!」とか季節系のネタを入れながらごっこ遊びをすることで楽しみながら季節の復習もできます!
子供も真似をするようになり、我が家では節分の頃次女が、「あのー店員さん、いわしの頭って売ってますか?」と聞いてきて大爆笑しました。
 さらには最近はやりの料理の材料系問題にも対応できるようになるよう、
「お母さん今日カレー作りたいんだけど、材料買ってきてくれる?」と指示をしたり、記憶が苦手な子には「リンゴ3個と、キュウリ2本と牛乳2本買ってきてね!」などと記憶力を鍛える練習になったりと、無限大です。

→お会計
レジ係が「ジャガイモ2個、ニンジン1本、りんご2個・・・」などと
そろばんに入力していきます。はじめは、すべて1個1円の設定にしておき、
数に慣れてきたら商品に色別シールを貼って
1円のもの、2円のもの、3円のものなど高度にしていきます。
計算したらレジ係は「全部で8円です。」
お客さんはお金を払い、レジ係はおつりを渡します。
この時に、お金とはそもそも何か、なぜ大切なのか等話し合うきっかけにもなります。また、子供に「袋はお持ちですか?」など聞くことによって
なぜレジ袋が有料になったのかなど身近なことをきっかけに環境問題などについて一緒に考えるきっかけになったりもします。

年長になってくると、「きゅうりは1円で、きゅうり2本分の値段はたまねぎ1個分と一緒。玉ねぎ3個分の値段はカボチャ1個分の値段と一緒。」
などと設定を決め、
キュウリ2本と玉ねぎ1個とカボチャ1個を買うにはいくら持っていったらいい?などとお金を操作させながらつりあいの問題も解けていくようになるので、是非にやってみてください!
小さい子供なので、机の上でどんなに教えても限界があります。
面倒だけど、一緒に楽しみながら体で覚えさせていくことが、子供の知識の習得に向けては一番の近道です。



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