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小学校受験の教室選び

小学校受験には、情報、教え方、心構えに至るまでパッケージで
指導をしてくれる教室の存在が不可欠だ。

この手のブログを書かれている方は多く、
「まずどこの学校に入りたいのかを決めてから教室を選びましょう」と書かれているものをよく見るけれど、
どこの学校に入りたいのか決めてから小学校受験に着手する人は少ないし、
実際準備の過程でこそ、我が子に合う学校が見えてくるものだ。
まずは、小学校受験にはどのような準備が必要なのかを知る必要がある。

小学校受験には、以下の対策が必要になる。
(子供)
面接
ペーパーテスト
絵画、工作
運動
行動観察と言われる非認知能力をはかる考査
(両親)
願書
面接

志望校には絵画がないから、志望校には運動がないから、
それらの対策をしなくてはいいか?決してそうではない。
大学入試改革に合わせ、各学校が大きく考査内容を変えてきているということもあるが、要はどの学校も「バランスのいい発達をした子」が欲しいし、「小学校受験という目先の準備だけでなく、子供の将来を見据えた子育てができる家庭」を見るのである。

さて、ただでさえ大変な子育て。仕事もある、他の兄妹もいる。
効率よく、短期間で勝負をしたい!と思ったら、
教室選びに徹底的に時間をかけること。
ここで短期間と言ったが、難関校を志望するのであれば、
どんなに遅くても新年中と言われる年少の秋からのスタートが
現在のスタンダードになっている。
子供は覚えては忘れ、を繰り返すからだ。
また、少しでも早く始めておくことはのちのち気持ちの余裕につながっていく。

私が重視したポイントは以下!
①参観型か否か
参観制のいいところは、教え方をしっかり親が習得できることにあるのかもしれないが、授業中の我が子の姿勢が悪いとか子供の荒捜しをしてしまったり、他の子の正答率の方が高いとか他者との比較をしてしまい
授業後に、余計な小言を子供に言ってしまう自分が容易に想像できたので、非参観型の教室にした。

②掛け持ちが必要?
ペーパーや巧緻性、運動に至るまで準備の範囲の広い小学校受験。
それぞれの分野に特化した教室に別々に通っている子も多くいるが、
移動時間が多ければ多いほど子供も親も疲弊してしまう。
また、全ての分野で同じ先生に評価してもらった方が子供の得手不得手を的確にあぶり出せるのではないかと考え、全ての分野で総合的に見てくれる教室にした。

③先生の人となり
小学校受験の教室の「カリスマ」と言われる先生たちは概して癖強。
その先生の信念に従い、その指導のもと最後まで走り続けられる!と妄信できる先生に出会えるまでとにかく探すこと。
また、やはり我が子を小学校受験させた経験のある先生の方が、母親の気持ちに寄り添うメンターとして、母子共に導いてくれることが多い気がする。
願書の添削もしてもらうので、家庭のことを洗いざらい話すことになる。母親が生理的に信じられる人を選ぶべし。
しかし最も重要なのは、先生からの情報が一方通行になるのではなく、こちらが考えたり感じたりしたことを話せる相手かどうかということ!

④情報は正確?
都市伝説のような噂がまことしやかに流れる小学校受験。
各学校の最新情報を迅速にキャッチできるネットワーク(卒業生や教室間)を持っているか。
学校選びに関しても豊富な経験からフラットなアドバイスができるか。

⑥学校別の対策に偏りすぎない
これは年長児以降の話なのだが、志望校が決まってくるとそれ専用のコースが始まり、志望校別指導が始まる幼児教室がほとんど。学校別にたくさんの講座を取り、担当校舎を練り歩く大手所属のお友達もたくさんいた。
結局志望校別の対策ばかりをしなくても、受かる子はどの学校も受かるので、バランスよくすべての領域を伸ばし、年長の夏以降に学校別対策をするぐらいで十分だと私は思う。

⑦人数はどのぐらい?
個人塾であまりにも人数が少ないと、本番での環境に戸惑うと思われる。
本番の考査のグループは6人から10人が想定されるので、
6人以上、できれば10人ぐらいの仲間がいる環境の方が切磋琢磨できると思う。

⑧合格率
これは言わずもがな。チェックのポイントとしては、「会員数」をしっかり把握して合格率を見ること。
述べ人数だけ見れば、それは大手が有利に決まってる!
少ない人数でも確実に合格をさせている教室を見つけましょう。

年長児をお持ちのご家庭にはあと半年の勝負!
もう半年しかない!ではなく、まだまだ時間はあると考え、
夏以降の飛躍のため、焦らずに基礎スキルをしっかり身に付けて頑張って!!!

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