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新一年生の通学訓練に伴う某
次女が小学校に入学してようやく2週間の送迎期間が終わった。
我が家の娘たちは地下鉄を乗り継ぎ、30分ほどかけて学校に通っているが、この送迎期間で気が付いたことがある。
地下鉄には、駅名のひらがな表記がないのだ!
駅名には漢字、アルファベット表記が印字してあり、電光掲示板には上記に加えてハングルも出てくる。んが、もう一度言おう。ひらがな表記がないのだ!
もちろん小学校低学年の子供が一人で電車に乗ることなど想定されていないこともあるだろう。コストとサービスのバランスを考えると排除されたオプションなのかもしれないが、ピカピカの1年生は駅名の漢字はもちろん、アルファベットを一瞬で理解するキャパシティを備えていない子が大半だ。
慣れない電車通学だけでも不安な上に、読める字がないということもまた不安を増幅させる。
さて、どうやって進行方向を教えよう。
「この階段から降りた左側に来る電車に乗るんだよ」と教えても、
万が一階段の箇所を間違えてしまえば逆側に乗ってしまうことになるけど・・・。
結局漢字を絵としてイメージ把握させるか!
いやいやややこしい漢字がたくさんあるし・・・
など考えている間に送迎期間終了日を迎え、
昨日は独り立ちのテストのため、隣の車両から様子を伺っていた。
親の心配をよそに正しく電車を乗り継いでいく。
路線別のカラフルな丸印に助けられ、
途中駅で合流する同じ小学校のランドセルを見つけ友達と一緒に登校していく。
さて下校時。
今度は上級生が同時間帯にいない分、難易度が上がる。途中駅まで友達とスムーズに乗換駅まで進み、最大の難所到来。
各駅停車しか停まらない我が家の最寄り駅に行くには、急行や特急に乗ってはいけないのだ!
「電光掲示板で赤くなっている電車はダメ。青だけだよ。」と伝えて「わかってる!」と言っていたから大丈夫かな。
チラリと電光掲示板に目をやる次女。
よしえらい!と隠れて見張っていると、あれ?
赤い電車に乗ったー!!!!!
慌てて母さんも急行に乗り込み様子を見ると、
通過していく最寄り駅のホームを口をあんぐりさせて見る次女!
次の駅で降車し、しばらく様子を見ていると携帯の電源を入れた。
ブーンブーン。
右耳には電話から聞こえる次女の声。
左耳には次女の生音が聞こえてくる。
「ママ、気付いたら違う駅にいたの。。。」半べそか。
電光掲示板は赤かったけれど電車のどこを見たらいいかわからなくなって乗ってしまったとの弁。
確かに少しわかりづらい。車体には小さな窓に行先(漢字とアルファベットとハングルで切り替わる)の横に青と赤の印があるのみだし、車両によってサインの場所が違ったりする。
ただ、子供が「わかってる」をどれほど浅い理解で言ってしまうことも再認識して、見るべきポイントを今一度一緒に確認し、
急行に乗ってしまった場合や乗り過ごしてしまった場合のリカバリー方法もレクチャーできたので、いいタイミングで失敗してくれたかな。
結局東京メトロの駅名をひらがな表記しないのは、色覚による情報は与えているということと、漢字がわからなくても駅名に振られた数字情報を頼りなさい、ということかと勝手に理解してみた。
でも、JRは全ての駅にひらがな表記があるのになぁ。
次女の登下校訓練を通じて、失敗が工夫や成長を生むし、友達が不安な登下校を楽しく変えてくれるということを実感。
というわけで、頑張れ、ピカピカの1年生!
ちなみに。
初の一人下校は間違えずにしっかり帰宅。
「はじめてのおつかい」みたいで母ちょっと感動。
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