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Not to keep but to share(MOTHER TERESA)

私が大事にしている1冊の洋書がある。上のマザー・テレサ(MOTHER TERESA:
聖人)の本である。英語ではあるが、決して難しくはない。さすが聖人だけあって、簡単な英語で物事をお伝えになっておられる。
その中で、46ページ(1月10日)To studentsと言うくだりがある。
私は、そこで言われている"Not to keep but to share"を座右の銘にしている。
意味は言うまでもないが「分け与えなさい」ということである。

分け与える。そう、自分が持っているものを全て、分け与えるのである。
実際に金銭を分け与えるのはお金がふんだんにないと難しいが、でも、知識や「良いこと」を分け与えるのは比較的簡単である、その人がどうしようもなく強欲でない限りは。

マザー・テレサ(MOTHER TERESA:聖人)はなお、こう言っておられる。
"Love until it hurts."と。傷つくまで愛せよ、と言う。

傷つくまで愛するつもりで、自分の持てる知識や「良いこと」を分け与えていくのが、正しい人の生きる道だと私は思うようになった。
三浦綾子の「塩狩峠」という本で主人公が最後、下敷きになって死んだあたりに私は感動したのだが、いつか私も、自分の命を犠牲にしてでも、他人を助けたいと思っている。

自分が一時、勝利したつもりでも、そのコツを秘めたままでは次の試合には勝てない、そうゲーマーの梅原大吾という人は言った。

つまり、勝利の方程式を自分で秘密にして、保有しているだけでは、次の試合に勝つことができない。

だからと言ってはなんだが、マザーテレサ(MOTHER TERESA:聖人)のいう通り、「分け与えること」で人はまた強くなれるのだろう。"Not to keep but to share."という言葉を残すあたり、さすが聖人としか言いようがない。