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aconeco - ユメのハナシ

どうも!”aconeco”アコースティックギターのテンメイです!

今回はaconeco3作目のオリジナル曲「ユメのハナシ」を公開しました!

以前公開した『PASSION POP』と同じく、”テンメイモノづくり企画のBGM”としてaconecoで制作を始めた曲ですが、今作品は桐山くん作曲となっております。

アコーディオンのポップさと夢が広がるような伸び伸びしたメロディの裏の、アコギを陽気にかき鳴らしている無邪気さのアンマッチをaconecoで面白く表現している楽曲です。

スタートからラストまで駆け抜けるように聴いてください!

楽曲解説

牧羊犬テンメイの裏切り~徒然ならぬままに~

見出しの通り、『ユメのハナシ』は私テンメイが桐山くんの楽曲構想を完璧に裏切ったアレンジとなっております笑

まずアコーディオンのみのデモから僕が見えた風景は

・牧場の片隅で、一仕事を終えた少しダンディなおじさんが、優雅にコーヒーを飲んでいる姿

といった、のどかな風と青空(もしくは若干の夕陽)を感じる映画っぽい1シーンでした。

となると必然とアコギのアレンジは、広がりを持たせるシンプルなバッキングやアルペジオになってくるのですが、作ってる最中に

こんなん誰でもできるし全然おもんないわ

と思ったので、一度出てきた案を全てボツにしました。

なので

“牧場というフィールドはいいけど、人物のシーンだとaconecoの世界観を縮めてしまう”

といった判断から、僕がかつてロンドンやドイツを旅行した際に、

列車の車窓から「羊を飼い慣らす牧羊犬」を偶然見たことをヒントにアレンジしていきました。

牧羊犬とは(wikipedia)

「人間の仕事を犬がする」というのがめっちゃ面白い発想ですよね。

では基本的楽曲制作の役割構図を牧羊犬システムに置き換えると

人間(桐山くん)=作曲

牧羊犬(テンメイ)=アレンジ

という事になりますよね。

牧羊犬を車窓から眺めている時に、

「突然牧羊犬が職務放棄してどっか行ったらどうなるんやろ」

と現実では起きないことを妄想してたんですが、この発想は映画や音楽に繋がる【創作】だと思いました。

しっかり作曲されて飼い慣らすために訓練された犬が「シンプルなバッキング・アルペジオ」でアレンジすることはもちろん立派な仕事なのですが、

”aconecoという牧場”では僕が創作するべき立場であるべき

という意思を持った人でありたいので、僕なりに最高のアレンジができました。

なのでこの楽曲では牧羊犬が自由奔放に牧場を駆け回っているという、「本来ありえないシチュエーション」を楽しむストーリーを展開しています。

ジャキジャキかき鳴らしたバッキングと、所々に散りばめた細かいフレーズはかなり爽快な仕上がりになっています。

P.S. 桐山くんに裏切ったアレンジを提供した時に、笑って受け入れてくれてほんまによかったです
(aconecoでしかできないことは足し算、掛け算でやりまくってもらいたいっすね!by桐山)

穏やかシンプルな曲のはずが・・・(桐山)

「あつまれ ココオクの森」ツアーのリハーサル後の打ち合わせで、「テンメイモノづくり企画で使いたい!」からこの曲の制作が動き始めました。

「どんな企画なのか?」は乞うご期待なんですが、企画からイメージをもらって作ったポイントは次の2つでした。

①調性のカラーのない「C Major」(ピアノの黒鍵は使わない!)

シーン展開はあるものの、BGMとして聞きやすい穏やかでシンプルな進行

なので、本来のイメージは2ビート感の落ち着いた曲としてデモを作ったんですね。そして何が起きたかはテンメイの解説通り(笑)
(2ビートとは・・・「1234」ではなく「1ト2ト」と半分のテンポでゆったり感じるフィール)

桐「いや、そう来るならそれでいいんやけど! 企画イメージとズレない?」
テ「全然大丈夫!」
桐「ほんならワシも細かいフレーズ入れたるわい!」

ということで、このアレンジになりました。

この辺は音楽を作り込んでいく醍醐味ですよね。「BGM」じゃなくて「ライブで演奏したい曲」に昇華されて、ライブ用アレンジの発想も湧いています!

そして、自由な曲想がダイナミックかつ疾走感を持って広がる様子に、将来の夢について話すようなワクワク感を感じたので、「ユメのハナシ」というタイトルになりました。

「本来ありえないこと」も引き起こしていくで!次回もお楽しみに~

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