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理想のキッチン探し53またまた西荻窪

 昨日に続いて今日も。珍しく中央線沿線なのに、ちゃんと内見できるとわかったので行ってきました。今日は私が14時からリモート取材が、夫が12時から、そして4時半から歯医者と言われ、行けるのは朝一だけ。明日は不動産屋が休みです。それで、仕事の予定をずらして急遽行くことにしたのです。
 今回見たのは築年数が22年と新しめで、積水ハウスの元オーナー物件。ただし76㎡と、昨日の2件目とほぼ同じ広さです。駅からは徒歩13分で、東京女子大の近く。片側1車線ずつのそこそこ交通量がある道路から少し入ったところです。駅からの道沿いに、カフェだの雑貨だのの店が点在します。いい雰囲気です。
 2階が玄関で、下駄箱が大きいので一部に文庫本ボックスを入れられそうです。玄関横も工夫すれば細めの本棚が2本置ける。キッチンは、ハッチ付きのカウンター式で、背面に収納があります。高さはちょうどよく850ミリで背面収納との間は1040ミリ、2人が行き来は可能です。冷蔵庫置き場はシンク前で入り口そば。シンクがでかくて800ミリ幅あります。キッチンの形もシンクも2000年代初めというより1980年代後半……。

 背面収納の棚には家電をひと通り並べられます。炊飯器は蒸気の関係で躊躇するけど、シンク横も置けなくもない。わりに使いやすそうです。


 問題は、部屋数が少ないので壁も少なく、本棚が無事に納まるかどうか。目算だけでは微妙だったので、これからひと通り家の家具を測って、ここに家財が納まるのかどうか調べてみることにします。
 この物件は、不動産屋さんの応対が昨日に引き続いて地場のところで応対がていねいですし、悩みまくる私たちにしっかり付き合ってくださいました。そのうえ、家賃が安めでオーナーさんも物分かりがよさそう。そして西荻。外の車の音はそれほど気になりません。リビングでガスも使える設定になっていましたし、ベランダは広いとは言えないけど、洗濯はちゃんとできます。今まで見た中で最もまっとうな、私からすれば当たり前の家。当たり前じゃない家ばかり見てきたので……。
 実を言うと、よさそうな家は内見すらできずに競争に敗れますし、行けるところはベランダがない、日当たりが悪い、いらない収納がいっぱいあって壁が少ない、古いものが手入れされていない、周囲がうるさい、など、町を選んでいっているのに、困った物件ばかりに出会ってきました。あと家賃6万円を載せればおそらくそんな物件はあまりないのだと思いますが、6万円は高過ぎるハードルです。家賃を払えなくなって引っ越さざるを得なくなるかもしれませんし、会食や旅行などを楽しめなくなるかもしれません。それは私にとってはクオリティ・オブ・ライフが落ちるだけでなく、人間関係を築く、情報収集をする意味でもかなり問題があります。結局、本が置きづらくなったり遊びづらくなると、仕事の発展性も見込めないどころか、家賃を払い続ける前提の収入が激減する恐れすらあるのです。
 思い切って、ふだんはバスか自転車を使う駅から遠い部屋にするか、もう東京の西側で探すのをあきらめて、江戸っぽいところや下町感が苦手な新天地を開拓するか、あるいは、騒音に耐えるため部屋を入れ替えて仕事部屋を物置にしてリビングで仕事する生活にするか。なかなか難しい選択です。4月になれば物件の動きも落ち着くと思いますが、夫が繁忙期に入るので物件探しや内見が難しくなると言われています。理想のキッチンどころか、家財が納まって交通や買い物が便利な基本条件すら満たせないかもしれない今。行方は見えません。とりあえず、今から家具が全部納まるか、レイアウトを考えてみます。

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