競技プログラマの Acompany 入社エントリ

自己紹介

Acompany 23卒入社の坂本です。
大学時代は趣味で競技プログラミングを嗜んでいました。
現在も細々と続けています。
この記事では競技プログラミングをきっかけに入社した新卒競技プログラマ視点で Acompany について簡単に書けたらと思います。

競技プログラミングとは?

競技プログラミングを知らない方のために簡単に説明を書いておきます。
知っている方は読み飛ばしていただいて構いません。
競技プログラミングは(その多くは数学パズル的な)問題をプログラミングを用いてコンピュータに解かせる競技です。
日本の大手競技プログラミングサイト AtCoder はだいたい毎週土曜の 21:00~22:40 にオンラインでコンテストを開いており、参加者は解いた問題数とタイムに応じてレートがつきます。
無料で誰でも参加できる非常に面白いゲームです。

出会い

競技プログラミングのコンテストを通知する Google Calendar に突如現れた APC(Acompany Programming Contest) を見たのがきっかけでした。
野良コンテストは問題の質が保証されていないためあまり出ないのですが、FA賞(一問目を最も速く解いた人に与えられる賞)が AirPods Pro であることに釣られて参加しました。
その後当時 CTO の近藤さんからお話しをいただき、Acompany がどのような会社なのかを知るにつれて興味を持っていきました。

興味を持った点

暗号

数学パズルと親和性のある(と個人的に思っている)暗号には昔から興味はありました。
数学パズルは机上の遊びという感覚だったので、それらの知識・技術が現実でお金を生む技術として使われていることに関心を持っていました。

競技プログラミング

コストをかけて自社でコンテストを開いていることから

  • 会社が競技プログラマを非常に求めている

  • 問題を作れるほど競技プログラミングに熱心な社員がいる

ことが分かります。
更に近藤さんとのお話しの中で、競技プログラマと Acompany 間に多くの親和性を感じました。
社長自身が一年間取り組み AtCoder 水色(レート1200のこと とても強い)になったということも知り、本当に競技プログラミングを重視していること、上層部が競技プログラミングの実態を正しく理解していることなどが感じ取れました。
(↓社長の記事)

また、私自身は非情報系であるという点でエンジニアとして働いていけるか不安があったのですが、この点についても競技プログラマのスキルセットを理解している人間が上の立場にいるということに安心感を覚えました。

名古屋

AtCoderJobs の求人情報などから、競技プログラマを採用する会社の多くは東京にあるというイメージがありました。
私はいろんなところに住んでみたいと思っているので、働き口が沢山ありいつでも住めそうに見える東京近辺は出来るなら避けたいと思っていました。
その点名古屋は非関東でありながら東京へのアクセスが良いためオンサイトコンテストなどにも参加しやすく、ご飯なども美味しそうなイメージがありぴったりだと感じました。
オフィスが名大にある都合上周辺の家賃が東京などに比べて大変安く、徒歩通勤が可能なのも魅力的でした。
※ 私はオフィスで働きたい人間なので会社の場所を重視していますが、Acompany はフルリモートなためオフィスに行かずにどこからでも働くことが出来ます

働いてみて

暗号

まだ深く関われているわけでは無いのですが、勉強会などに参加しています。
剰余体や NP-hard などの競技プログラミングでよく見かける言葉が頻出し、今のところ非常に自分の趣味に合う分野だなと感じています。
美しいアルゴリズムを学んでいる時間に給料が発生しているのはなんとも言えない気持ちになります。

競技プログラミング

現在は熱心に参加している人間はあまり多くは無いのですが、フルリモートとフレックス制をフルに活かし、AtCoder だけでなく海外のコンテスト(通常日本時間深夜に開催される)まで積極的に出ている人などもいます。
同じ会社に精力的に活動している人間がいることで「社会人になるとなかなか時間が取れないのでは無いか」という不安が解消されました。

名古屋

nagoya と ango って似てませんか?
今まで住んでいた場所よりも道路が広かったり坂が多かったりと、文化の違いを感じています。
地下鉄で簡単に名古屋駅などに行けるのが嬉しいです。
インスタント味噌汁の売り場に赤味噌のものがたくさん並んでいました。
今度スガキヤに行ってみたいです。

今後

まずは暗号周りをしっかりと理解したいです。
数学的な部分だけでなく、技術をビジネスに落とし込む際の障壁なども学んでいけたらと思っています。

競技プログラミングも毎日一、二時間程度は続けていきたいと考えています。
社会人との両立が可能であることを証明するためにも、この一年でレートを 400 あげることを目標に掲げていこうと思います。
今後もしコンテストを自社開催する場合は作問なども積極的に行なっていきたいです。
会社内で流行ってくれると嬉しいですね。

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