抗がん剤2日目 -NARUTOをよんだ-
何度目かな?
NARUTOはジャンプでやっていたころも知っているし、完結したあとで単行本でまとめて読んだ。
やはり主人公が良い意味で「バカ」な作品は面白い。
NARUTOは最後の方こそ恵まれたナルトの物語に見えてくるが、そんな才能と呼ばれるものは無かったと初期を見ると良くわかる。
決して血筋ではなく、努力と友人とが紡いだ物語だ。
嫌われていたのだし、爪弾きものだし、それでも仲間に恵まれ、ライバルに恵まれ、師匠に恵まれてあそこまでやってきたのだと思う。
途中で諦めていたら、たどり着かない。
僕もきっとそうだろう。
作者の方がずっと決めていたという、最後の戦いも熱い。
立場は違えども、孤独な者同士がお互いの正義のために戦うのだから。
しかも総力戦なところが良い。
場所も良い。
駆け抜ける思い出とトラッシュトーク。
突き放したいサスケと、それでもと抗うナルトの構図が素晴らしい。
これもなんの因果か、うずまき、そう螺旋だ。
つまり、これもグレンラガンなんだよな!
ということは義務教育だ。
初めから読むと、白のセリフで
「大切な人はいますか?」
というものが、とっても序盤の方で出てくる。
この作品は、僕が思うに、これをずっと追っていると思う。
それこそ繰り返しながら、螺旋のように。
そうしたナルトの持ち技も螺旋丸だ。
やっぱりグレンラガンだ!
ラゼンガンでオーバーロードしてくれるだろう。
グレンラガンではロージェノムが一番好きだし、ナルトはロック・リーが一番好きだ。
泥臭さを感じるキャラがとても良い。
さて、二日目になって副作用は、だいたい前日と同じ。
腕の血管痛は良くなってきたよ。
息苦しさは、イヤホンをつけて音楽や自分の心音に合わせることで楽になった。
普段無意識ではこうやって呼吸しているのかな?もしかしたらギター練習の賜物かもしれない。
飲み薬の方もまだ特に影響はなさそうだ。
と思ったら、吐き気が少し出てきた。
お薬出してもらった。
どうも空腹が良くないみたいだ。
こんなときでも貪欲だな僕の胃袋は。
そういえば、点滴の針を抜くときにズレない為のシールを剥がすのが痛くて、看護師さんからは「おぉ、柔肌」と言われた。
ちなみに副看護師長の方だった。
色々手際とか、話し方とかどれも上手だった。
下手な演技っぽさが無いところとかね。
三日目どうなるかな?
友達が来てくれるらしいから、急変しないことを祈りたい。
ちなみに、今受けている抗がん剤はSOX+Nivolumabというもの。
調べるとまぁたくさん情報が出てくる。
とりあえずは、自分の体で出てきたものに対処していきたい。
ジュラシック木澤選手のカレンダに
「トレーニング以外の辛いことも全てトレーニングだと思って立ち向かおう!」
とあった。
今日のためにこの言葉があったと思うレベルだ。
ちなみにここから購入できる。
いま必要なのはイメージ。
がん細胞を駆逐する闘争心、それを引き立てるBGM、共に闘ってくれる仲間だ。
これらは全部持ってきた。
だから、最後にはブレたりしてしまうのは僕の心だけだと思う。
W.W.J.D.
What Would Jesus Do?
いやいや、
What Woud Jurassic kizawa Do?だ。
理想と現実との狭間で嘆いていても仕方ない。
それらを二重螺旋に織り込んで、現状を打破せねば。
悪い因果は、断ち切ってこそ。
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