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空家おこし協力隊

空き家おこし協力隊(モデル事業)~地域に眠る資源を活用へ~が始まります!

今年度つなぐラボで取り組んできた成果の1つが、本日市長会見で発表されました。まだまだ実験だし、これで空家がバンバン活用される、というほどの成果は出ないかもしれないが、ありとあらゆる手を考えて空家対策を行い、将来世代にツケを残さない取り組みをガンガンやっていきたいですね。
空家対策については全庁そして官民あげてやらないといけないですが、まだまだ「やる気」の醸成も必要だなあと思います。

空き家おこし協力隊発足

神戸市には、約10万9千戸の空家があると推計されていて、これまで神戸市では、外郭団体である「すまいまちづくり公社の【すまいるネット】」が空家に対する施策をいろいろと実施してきています。結構いろいろ頑張っています。
これまで空家オーナーに対して、空家活用の情報を提供してきたんですが、さらに積極的に空家オーナーへ活用を促すために、「空き家おこし協力隊」事業を試しにやってみることを考えました。

隊員は何をする?

隊員には自ら指定した地区に入り、空家やそのオーナーの情報などを収集してもらい、活用を働きかけていきます。そして、オーナーが活用を希望するならば、その物件が抱える課題(家財の整理だったり、相続の問題だったり)の解決をサポートして、活用可能な状態にします。また、活用希望者等と成約するまでの間は、オーナーの相談に対応してもらいます。要するに空家オーナーから見れば頼れる伴走者の役割を担ってもらいます。

誰が協力隊をやるの?

制度の目的に賛同し、地域の信頼を得て活動ができる団体や個人に委嘱します。まずは、以下の団体又は個人を予定しています。
一級建築士事務所こと・デザイン(角野 史和氏)、NPO法人ワトワーズ多聞台、合同会社r3(合田 昌宏氏、合田三奈子氏)、有野台自治連合会、小畦雅史建築設計事務所(小畦 雅史氏)、有限会社スタヂオ・カタリスト(松原 永季氏、上野 天陽氏)、合同会社ハツダ商店(初田 直哉氏)
神戸にはほんとにすごい人材がたくさんいます。まだまだ増やしたいです。

隊員には報償費あり

神戸市から空き家おこし協力隊に対して、2つの報償費を支払います。①活動報告費1万円/月、②空き家の売買・賃貸借契約等が締結されると10万円/件です。
活動期間は実験なので令和3年1月~9月末までを予定していて、うまくいくようなら制度を多少改良するなどして続けていきたいと思っています。

サポートいただいた時は、NPO、アスミーの活動やアートプロジェクトのために使わせていただきます。