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科学が好きならワクワクする 水素吸蔵合金を使って水素を高濃度圧縮する技(なんのこっちゃ!ってくらいマニアックなお話)

面白い人、面白いお話を聞きに行ってきました。

と、その前に簡単な基礎知識を。

まずは水素をTOYOTAのMIRAIのようなFCV(燃料電池自動車)に供給するための水素ステーションですが、ようやく増えてきましたが、まだまだガソリンスタンドと比べると圧倒的に数が少ないですね。

ガソリンスタンドは7~8千万円ほどで整備できるのに対して、水素ステーションは2~3億円(これでもここ数年でかなり安くなった)かかると言われています。それは高価な設備が多いことも原因としてあります。水素ナビを見ると下のような図が出てきます。

なかでも圧縮機が結構な費用が掛かるみたいですね。

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水素を充填するときには圧力の力で充填するので80MPa(800気圧)程度に圧縮する必要があり、これに費用とエネルギーを使ってしまうのが1つの課題です。

そして、先日教えてもらったのが水素吸蔵合金を使って水素を圧縮する方法。広島大学から6年ほど前に出された研究成果が以下です。※マニアックなので閲覧注意

水素吸蔵合金ってのは知っていましたが、用途は貯蔵用だと思っていました。まさか圧縮に使うとは・・・

『水素吸蔵合金ってなに?』東北大学 工学部 材料科学総合学科HPより

水素と仲の良い金属に、マグネシウム(Mg)、チタン(Ti)、バナジウム(Mg)、ランタン(La)等の元素があり、水素と化合して水素化物となります。これらを含む2種類以上の金属と、ある配合比(組成)で混ぜて合金にすると、圧力や温度を利用して比較的簡単に水素を吸蔵し、また可逆的に水素を放出することができるものが出来ます。この合金を、特に水素吸蔵合金と称しています。

ってことでとてもとてもマニアックな話題ですみません。
実際に水素吸蔵合金で圧縮するメカニズムはもっとマニアックですので割愛しますが、科学好きなのでワクワクしました。

読む人少ないだろうけどメモ代わりです(笑)

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