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役所名物「たらいまわし」

最近は減ってきた「たわいまわし」

公民連携のサイトの「まちづくりカルタ」にも出てくるほど、役所あるあるである「たわいまわし」。最近は少し減ってきました、、、かね?

・「担当部署以外のことには口を出さない」という、役所の縦割り組織文化によって生み出された
・対策に動く自治体もある。複数の用事を1カ所で済ませられる「総合窓口」を設置した自治体や、公民連携の相談窓口を一本化した自治体などだ。
・もしあなたが、役所でたらい回しにされたなら、「きっとあれは妖怪のせいなんだ」と思えば少しは気が楽になるかもしれない。

いやいや、きっとまだまだあるんだろうな・・・

大学の講義でお話ししたら学生に怒られたアイデア

公務員のキャリアの授業で、「公務員ってこんな風に見られている」という例として「たらいまわし」の話をしたんだが、当時は「つなぐ課」におらず縦割りの障害に結構悩まされていたりしていたので、解決策はあまり思いつかなかった。

そこで、逆手に取ってみようと考え出したのが
「たらいまわし選手権」

いくつの部局に電話を転送されるかを競争する。
いかに役所の多くの部局が関係し、かつ誰も率先して答えたがらない要望をするか。
Twitterでハッシュタグ「#たわいまわし選手権」をつけて、
「〇〇な案件、A局B課、C局D課、E部F室、外郭団体Gの4回し!」
とかつぶやいてもらって、集計して1位を決める。

ちょっと前向きに楽しめるかなと思ったけど、やっぱ楽しめないですよね。みんな用事があって困り事で役所に電話しているのに・・・

公務員志望の大学生からも「それは良くないんじゃないですか」と怒られた。
お前ら公務員志望だけに頭固いな・・・

縦割り解消と手続きの効率化

今は縦割り行政の解消は進んでいます。神戸でもコールセンターができたり、ホームページがどんどん改善されています。ホームページ監理官というポストもできます。

区役所もワンストップ化が進んでいるし、行政手続きの方法などをウェブページ上で確認できる「Graffer手続きガイド」をGrafferと共同開発し、「神戸市介護事業者手続きガイド」として公開したりしています。

妖怪「たらいまわし」が希少価値が出る日も近いかも。

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