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ワンピースを今さら読んだ感想③(シャボンディ諸島編〜頂上戦争編)

前回までのお話はこちら。

何だかめちゃくちゃ間が空いてしまいました。
過去の記事は2回の投稿で50巻分の内容の感想を書くという超圧縮した内容でお届けしましたが、私の体と頭が持たないので今回は51巻〜60巻までの10巻分のみになります。でも随分濃厚な10巻だった気がします。


シャボンディ諸島編

完全に初見の状態で見るシリーズ。
「魚人島」に行くため船に潜水コーティングをする必要があり、その技師を探してシャボンディ諸島に上陸する・・・という感じの流れ。

トビウオライダーズ編

シャボンディ諸島編ではないけど、コレは何なんだ・・・?というくくり。
何巻とかどころか数話で終わる話なのでWikipediaでも一切触れられていないワンピースの暗部だったりします。
魚人のハッチャン、人魚のケイミーと麦わら一味が邂逅すること以上の意味が無く、前回記事から半年近く間が空いたのはほぼ全てここのせいです。(ぶっちゃけデービーバックファイト編に匹敵するレベルでつまらなった)
まぁでもハッチャンの再登場はちょっとムネアツでした。

シャボンディ諸島編

シャボンディ諸島もケイミー奪還とvs黄猿の二部構成的な雰囲気でした。
大物ルーキーとしてローやキッドも登場します。ロー知ってる!(キッドは知らない)

私のよく知っているキッドはこっちの方なので・・・

一時期ローとサボがごっちゃになってたなぁ、なんてことを懐かしみながら読んでいました。
そういえばついに天竜人が登場したり、ワンピース世界の差別思想が垣間見えたり、くまが謎の改造をされていたりと、(正しい意味での)ワンピースの暗部って感じですね。

アラバスタ編でも似たようなことを書きましたが、今回は"麦わら一味全体"が明確に負けるのでそういった意味でもハラハラ感、どうなっちゃうんだ感はなかなかのもの。結局敵の力添えで事なきを得るんですが。(いうほどか?)

後半が結構盛り上がるだけに、導入の「ケイミーが攫われました」のくだりがちょっと雑というか、個々の不注意が原因なのがちょっと残念。
ほんとトビウオライダーズからシャボンディ諸島序盤の(個人的)盛り下がり感が・・・

女ヶ島編

ハンコック可愛い〜〜〜!!なシリーズ。
一番最初にハンコック見たときはアルビダの新形態(そんなロボットみたいな・・・)かと思っていたのが良い思い出です。
そういえばハンコック(というか女ヶ島)って魚人島のストーリーの一部だと思ってたんですよね。ほんとにもうこの辺の認識がめっちゃくちゃ。

ストーリー的には話と話の繋ぎ的な役割しか無いのですが、その部分が上手く機能しているなーと思いました。インペルダウンまでのストーリー上のハンコックの使い方が非常に上手い。

インペルダウン編

意外と短いんですが、濃密さがすごい。
過去に出てきた色んなキャラが再登場しますが、こういう同窓会的な演出好きなんですよね。
ここにきてクロコダイルの強さが際立つのと、Mr.3の役に立ちすぎる感がすごいですね。Mr.3についてはこの後の頂上戦争編でも男気を見せていて読者人気もうなぎのぼりですよね。

ちなみにイワンコフはボンクレーの新形態かと思ってました

これはイワンコフ
これもイワンコ・・・Mr.2ボンクレー

あとイワンコフ、何か常に「サスティナブル!」みたいなこと言ってますよね。セリフが読みづらいったらない。SDGsかな

そういえばジンベエもここで初登場でしたね。
ジンベエの名前自体はイーストブルー編(ドン・クリークらへん?)ですでに出てたので読み返した時はびっくりしました。

マリンフォード頂上戦争編

エース奪還編

ある意味で良くも悪くもワンピース史上最も有名なストーリーだと思います。
白ひげデケェ〜!もうほぼ巨人族〜!!とか言っていたらどんどん場面が展開されていき、ついにはこのシーン・・・!

親の顔より見たエース

JOJOを初めて見た人がネットミームの原点に触れて驚いているまとめを見たことがありますが、まさにソレに近い感動を覚えました。

でもまぁこのシーンはちょっと唐突すぎますよね。
どう見ても「エースを殺すため」の展開にするために強制的に舵を切った感じが拭えない・・・

サボ回想編

そしてこちらも唐突っちゃあ唐突に始まったルフィの過去編。
エースが突然「サボのことが無けりゃ・・・」みたいなことを言い出したときにリアルタイムで読んでいた人はどういう気持ちだったのかと。

正直エースの死の傷も癒えない状態だし早く話の続きを見せてくれ!という感じで読んでいたので正直このタイミングでの過去編はちょっと鬱陶しかったのが本音。


さてここまでで10冊です。
空島やウォーターセブンからじゃ信じられない密度や・・・

※実は60巻時点では明確に頂上戦争編が完結していないのですが、ストーリー的にも巻数的にも一区切り付いてる感じがするので60巻までの感想でまとめさせていただきました。(2年後になるのは61巻からっぽい)

やっぱり舞台がどんどん切り替わるのでそれに合わせてどんどん話が進んでいく感じがしますね。
で、ここで気づいたんですがここの何が今までと違うのかと思ったら麦わらの一味が女ヶ島以降ルフィのそばに居ないんですよね。

ほぼルフィの動向しか描かれておらず、唯一多局面的に展開しているインペルダウン編ですらバギー、Mr.3たちの脱獄組の動きはほぼ描写されず、マリンフォードも登場人物こそ多いですがほぼ海賊vs海軍の正面衝突なので実質大群同士の1対1みたいなもんなので。

この辺りが面白いと言われる理由もなんとなく分かる気がしました。
確かにバトル漫画として見たら過去一で面白いシリーズ群だったかも。

そんな感じで、次回「新世界編」始まる。はず。

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