ワンピースを今さら読んだ感想②(空島編〜スリラーバーク編)
前回までのお話はこちら。
空島編
ロビンの加入から始まる本シリーズ。
前回書いたとおりで、過去に(単行本を)リアルタイムで追いかけていたときは空島編の途中でリタイアしてしまいました。
今回は大人の力、マネーパワーを使って一気に読破。
詳細は後述しますが、結構面白かったです。
余談ですが、年明けにYouTubeで「エピソードオブ空島」がたまたま無料公開されていたので見てみたところ90分ほどの時間制限の都合であまりの爆速展開になっていて笑いました。(一部改変あり)
ジャヤ編
ベラミー一味をワンパンするのは非常に爽快感があって良かったし、黒ひげ一味との邂逅もピリッとした雰囲気で非常に良い。
が、空島に突入する直前に黒ひげ一味が襲ってくるくだりとかホントにコレ必要なの?というシーンが多い気がします。
モンブランは必要として、果たしてマシラ、ショウジョウのサルベージコンビは必要だったのか・・・?とか、なんだか「本筋に絶対必要」ではないキャラやエピソードが多いなと。(空から落ちてきたガレオン船・・・から落ちた宝や地図が海底に沈んでいなければ別にマシラのくだりは要らない)
空島本編
ジャヤの地図とスカイピアの地図が合わさってドクロに見える、の展開は「うおー!」とかなり盛り上がりました。やはりロマン。
そういえばこの展開も意外と早い段階でびっくりで、改めて読むと、というか一気に通して読んでみたら個人的には結構好きなシリーズとなりました。
強いていうなら1回ルフィがエネルに対して優位に立ってからエネルが逃げ回る期間長すぎない?とは思う。
過去編も長い。
神官たちもゲダツ様のキャラ設定が謎すぎてちょっとアレ。
めちゃくちゃどうでも良いですが、空島では異常に口の悪いウソップが二度(多分)出てきており、これだけははっきりと嫌いでした。ウソップ脱退の伏線か・・・?
デービーバックファイト編
個人的にあまりハマらなかったシリーズ。
良かったところは短かったところ、という感じ・・・。
ただまぁゾロとサンジが共闘しているのは珍しいなと思いました。
フォクシーに魅力を感じられなかったのも大きい。
ロングリングロングランドの長い生き物も全然話に活かせてないし、この後のウォーターセブン編(エニエス・ロビー編)の伏線というか繋ぎのために「仲間は死んでもやらん」を言わせたかっただけなんじゃないかと。
終盤の青キジの絶望感はすごかった。
フォクシーとの戦いより青キジとの戦い(一方的にやられる)のほうが見どころっていう逆転現象・・・
エニエス・ロビー編
ウォーターセブン編
ここは連載当時、たまたま買った本誌でちらっと見た記憶が鮮明に残っていました。まだフランキーとかは全然知らない頃ですが、ウソップに激似のキャラと戦っていてそれがまた随分強いという当時からしたら「???」だったのを覚えています。(あと当時はその1話しか見ていないのでCP9とW7がごっちゃになっていた)
さて、通しで見てみるとまー涙腺が刺激される!泣いちゃう!メリー号のことを思うとルフィの決断もウソップの抵抗も「分かるよ・・・」と謎の親目線で読んでいて辛かった。
エニエス・ロビー本編
なげぇ・・・!
道力という謎の戦闘力指数が出てきたのはちょっと笑いました。(W7の時点で出てたかも?)なんというか、魔人ブウ編のドラゴンボールでヤコンと戦う際に突然出てきたキリとかいう値を思い出しました。
謎の戦闘力といえば、てっきりここは(W7編含め)ギア2までだと思っていたんですが、もうこの時点でギア3まで出てくるんですね。コレにはちょっとびっくり。そりゃルッチさんも意識飛びそうになるわ。
それはそうとエニエス・ロビー編で1点めちゃくちゃ気になるところがあって。まずは下の画像を見てほしいんですが・・・
今後増えてくる「一般人よりはるかに巨大だけど巨人族よりは小さい人」ってどういうカテゴリなのかと。
ただの恵体ですでは流石に説明しきれないサイズ感・・・
何となくこの漫画は体の大きさ≒強さみたいなところがあると思っているんですが、じゃあそんなに強くない怪力デストロイヤーズは一体何だったんだという話で。
巨人絡みでもう1点。
さすがに笑い声で「デレシシシ」はやりすぎ。
ワンピース変な笑い方ランキング暫定1位。
さて、W7編とエニエス・ロビー編で合わせてさよならメリー号編な感じがしますが、もうここで大号泣です。シンドい。
やりすぎ繋がりで若干メリー号もやりすぎな気がしますが・・・(勝手に動き出したり)
ウソップと仲直りするところも「よかったね」という感じでホッとしました。
スリラーバーク編
敵にあまり魅力を感じなかったシリーズ。
度合いで言えばクリーク>ゲッコー・モリア>>(レッドライン)>>フォクシーくらいの魅力度でしょうか。
伝統芸的にルフィが戦力外になるわけですが、今度はルフィが敵になる(と言って良いのか・・?)という新しいパターンなんですが、なんせ等身大のサイズじゃなくて巨人サイズになっているので「ルフィの魂が使われているから強い」のか「単純にデカイから強い」のか分かりにくいのが難点。
上で書きましたがこの作品は強さの指標が体の大きさなフシがあるので・・・
あとは肝心のゲッコー・モリア。彼の拭いきれない小物感が、エニエス・ロビー編直後であることも相まって魅力が薄く見えてしまうのかなと。
そういう意味ではエネル直後のフォクシーも全く同じ感じか。
え、もしかしてこういう魅力的な強い敵>魅力の薄い敵、の感じが続く・・・?(あと懸賞金的にクロコダイルの登場が早すぎた感?)
最後に、ブルック。
ラブーンの話のためだけの登場で良かったのでは・・・?
どうしてもゾロと役割がかぶるし、戦力としてはゾロ未満だし、記憶がおぼろげですがこのスリラーバーク編でも大して活躍しなかった気がするし、もともとフランキー以降の仲間は不要論者なので株が低いままになってしまったのが残念。
対してフランキーは上のエニエス・ロビー編からスリラーバーク編にかけて半ばチートじみた創造力で予想外の活躍をしており、私の中でお株を大きく上げました。
ブルックも今後はコレくらい活躍してくれよな。
さて、次回に続きます。
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