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私たちは自ら忘れてしまったものを思い出すためにコースを学んでいる
他のスピリチュアリティとはまったく真逆の方向にアプローチしていくコースの学びと実践
コース(ACIM/奇跡のコース/奇跡講座)が教えている内容が真に理解されていくとき、コースは他のスピリチュアリティとはまったく真逆の方向にアプローチしていくものだということが分かってきます。
なにせ、コース学習者の私たちがフォーカスしていくものは、従来のスピリチュアリティとはまったく異なるということです。
というのも、コースの実践では、愛を見つけ出していくとか、愛にフォーカスしていくとか、そのような実践をしていくのではないからです。
私たちがコースの実践で求められているのは、愛を阻んでいる障壁を見つけ出していくこと、つまり、自我にフォーカスしていくことなのだということです。
このコースは愛の意味を教えることを目指してはいない。それは教えることのできる範囲を超えているからである。しかし、愛の現存を自覚できなくしている障壁を取り去ることは、たしかに目指している。愛の現存そのものは、生来あなたが受け継いでいるものである。(T-In.1:6-7)
そうであるがゆえ、もしコースの思考体系(形而上学)を理解していない場合、当然、歪曲した実践の仕方になってしまうことになります。
そう、コースの学習者がその状態に陥ったまま、学びの階梯の一番下に留まってしまうことはよくあることです。
そうなってしまうならば、何のためにコースを学んでいるのか?ということになりかねません。
ですから、コース(の形而上学)をちゃんと学んでいくこと、そしてしっかり理解していくことがいかに重要かが分かるはずです。
歪曲したコースの学びと実践にならないように、私たちはコースの思考体系(形而上学)をしっかり学んでいくだけでなく、その内容を明確に理解していく必要があるということです。
しかも、その思考体系を自らに根付かせていくこと、そして最終的には、完全に修得(マスター)しなければならないわけですから。
それというのも、私たちがコースを通して学んでいる思考体系(形而上学)は、もともとの本来の自然なあるべき考え方、見方、在り方であったわけです。
でも私たちはそれ(正しい思考体系)を自ら投げ捨てて、すっかり忘れてしまったのです。
そう、私たちは自ら忘れてしまったものをもう一度思い出すためにコースを学んでいるのだということを知っておきましょう。
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