心の力(パワー)を尊重していくこと
あり得ないことができている私たちの心の力
真理(非二元)から見るならば、ワンネスが分離するなんてあり得ない、不可能なことなわけです。
であるにもかかわらず、私たちはこの(分離の)世界を知覚しています。
それが何を意味するのか?というなら、
私たちが知覚しているこの世界は幻想(妄想)だということです。
コース(奇跡のコース/奇跡講座/ACIM)でも、「神からの分離はあり得ないこと」というふうに述べられています。
加えて、コースはもう一つの大事なことも私たちに教えてくれています。
「ただし、妄想の中では、神のからの分離は起きたと信じることはできる」
と。
ようするに、私たちはあり得ない妄想をだた信じているだけなのだということです。
「神から離れるなんてあり得ない、不可能なこと」というのが真理であるわけですから。
でも、自分たちは何をしているか?というなら、
それがたとえ妄想の中でもいいから「それが可能な世界を体験したい」と望んで体験しているということです。
私たちはこの幻想世界を使って、そういうことをしているのです。
それは、この今もそれをやっているし、今も私たちはその状態にあります。
この世界を知覚していること自体が、その証拠です。
それが単なる妄想であるにもかかわらず、 自分は「神には不可能なことができている」と信じ込んでいるわけです。
ここで重要だといえるのが、言い換えると、私たちはそれだけの心の力(パワー)、心の決断の力のパワフルさを持っているということです。
(それは単なる妄想の中ではあるものの、)不可能なことができているその心の力たるや、けっしてあなどることはできないということです。
そのことについて、ワプニック博士は、その心の力(パワー)を尊重していきなさい!と教えてくれています。
「最終的に、私たちはその心の力を使って正しい心(聖霊の思考体系)を選び直して贖罪を受け入れていくことになるのです」と。
その心の力(パワー)を認めていくことは、自分の心の力を認めていくことにもなるわけで、それは、自分が何者であるか?を思い出していくことにもなるわけです。
この世界の私たちは、自分をあたかも卑小で無力な存在として欺いています。
この世界を作り出し、この世界を知覚している自分とは誰なのか?
あなたは心の力(パワー)を思い出していくにつれて、自分とは何者か?についても思い出していくことになります。
そのようにして私たちは真の自己へと再び覚醒していくのだということです。
ですから、心の力を尊重していくことは、私たちが修得していかなければならないレッスンであるということを覚えておきましょう。
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