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明日はきっと

久しぶりに書こうと思う。

自分が過去に仕えた主が亡くなった。
他殺。

それはあまりに残酷で悲惨な事件である。

最初に聞いたときはフェイクだと疑った。
でも、事実だった。

マスメディアは騒ぎ、世間は賑わっていた。
人の命の灯が今にも消えそうなときに。
まるで敵国の首領を討ち取ったかのように
見えた。

ライブ映像のコメントでは
日本人であるにも関わらず
喜び歓喜するものもいた。
信じられなかった。

前職で仕え、信じた主であった。

影響力、政治力ともに唯一無二の
存在と思っていた。

人間には価値観のズレや違いは確かにある。
だが、それを殺人によって変えようとするのは
違う。

絶対に。

今日、雨が降った。
一日中降った。
それは、心に穴が空いた人へ
彼の死に悲しみを感じた人への
慰めの雨。
慰雨(なぐさめ)だったのかもしれない。

空も心も晴れない一日だった。

明日は。

明後日は。

未来は。
きっと、いい日になることを願って。


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