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neconotama
連詩 キンダーブック 個人まとめ
さがしつづけても
みつからなかった
みつかったら
大事にしたかった
そうしたらもっと
自分の気持ちを
大事にできる気がしたから
とつぜん
ほろり
こぼれた言葉が
床の上でひかるのを
おどろいて
見つめている
いつだってそんな風だ
言葉は
愛というとき
その向こうにはただ広がりがあるばかり
照れくさくて
大げさに感じられて
でもそれ以外にはあてはまらなくて
ひとことでいっぱいになって
沈黙さえ
空白さえ
愛おしい
あなたの言葉を握りかえす
声が聞こえた気がした
隕石が落ちた夜
約束を果たす彗星の座標
近づいて遠ざかっていく
オールトの雲を見たひかりに手が届く
8700年後にまた会いましょう
交わしたのはだれ
私たちはまたたく
星の寿命と関係なく息をして
いつだって過去からの光に照らされている
【Pw3連詩組2020】キンダーブック - Togetter
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