醜形恐怖で引きこもる事を覚えた私が、脱却して美容部員になるまで
「積極的で明るい子」
昔から通信簿にも書かれ、自分でもそれが本来の
性格だと今でも思っている。
そんな私がそうではない自分を過ごしたのは2年程前の事。
■ある日突然「ブス」の呪いと出会う
上京して3年後の梅雨、身辺の環境が変わり仕事が変わった。都内某所のバーだった。
何回目かの出勤で、30代ぐらいの客からある言葉を掛けられる。
「ブスだなぁ」「採用したの誰だよ」
相手はお酒が入っていたものの、血の気が引いた。
確かにあの頃の私は今より格段に芋娘だった事は事実。
それ