そんなんだから、大嫌いだ。
イラっとする。いつもなら気にならないような小さなことが、許してしまえるような些細なことが、気に障る癇に障るあぁ腹が立つ。
朝起きたその瞬間から、いっそ夢から居心地が悪かった。知り合いに自分のミスで迷惑をかけるという妙なリアリティが現実の私の胃まで締め付けた。痛みで目が覚めた。胃の痛みは覚めてくれないくせに。
職場に向かう際中にとんでもない忘れ物に気がつき(名誉の為にも言えないが)、職場への道中が地獄へのカウントダウンとなった。その途中で「No smoking」と書かれた看板のすぐ横できょろきょろおどおどしながら煙草を吸うおじさん。いやうそでしょ。
職場につくと、何やら人手不足の気配。これはしゃーない腹を括る。とまぁそんな日に限って普段は起きないトラブルのオンパレード。いっそ笑えてくる。いつもはほとんどない残業も今日に限って発生。
疲労困憊で職場を出発。家にたどり着けさえすれば、今日は彼と一緒にゲームをして遊ぶんだ!それだけを楽しみに帰りつい……たのだが、運悪くアップデートだとかなんとかで私だけゲームができない。しかもどうやらあと数分早ければ間に合ったとかなんとか。ほんとなんで、今日に限って。
ああいやだ、ああいやだ、ああいやだ。
ひとつひとつは小さくて、普段通りの自分なら許せるはずなのに
そのすべてに「あいつのせいで」が付きまとう。
「あの人がこうしてくれていれば」
「あのとき声をかけてくれていれば」
いやいや他力本願もいいところ。
冷静に考えていけば、自分自身のミスだってあるのだ。ただ様々な要因が重なってしまったから今、全部を誰かのせいにしたくなるのだ。
でもそんな自分は大嫌いだ。
だから今ここで、吐き出して終わりにする。
今日もあと少しで終わるんだし、今日の私は今日でおしまい。
明日の私、初めまして。
少しは好きな自分に出会えますように。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。何かあなた様の心に残せるものであったなら、わたしは幸せです。