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悪い癖

無くて七癖。よく出来た諺だなと思う。今調べたら「無くて七癖、有って四十八癖」と続くらしい。うそでしょ…?私の癖多過ぎない…?この面子相変わらず癖強すぎwと言っている彼らも一人頭四十八癖もある。「陽キャを1人見かけたらあと6人居ると思え」とウチの祖母も言っていたしつまり336癖あると思え。怖すぎるな。


四十八癖。とは行かないまでも悪癖、と言われると思い当たるものが沢山ある。足癖とか遅刻癖とか。時間通りに動くのが苦手だったりすぐに足を組んだりしてしまう。遅刻癖についてはどうにか矯正中なのだが何よりも私が注意しているのは開示癖だ。本当に悪い癖。気を抜くとしてしまう。

開示癖。調べても無駄です。今考えたので。
私は元々が不器用なので隠し事の類がすこぶる苦手なのだけど苦手なだけではなく自分の事をベラベラと話してしまう。コレは沈黙が苦手な事も原因の一つなのだけどとにかく自分の事を切り売りしてしまう。そして切り売りするその中で最も良くないもの、それは不幸自慢だ。良くない。良くないというか悪い。最悪。相手も聞きたくないしコッチも話したくない。私自身については結構noteで発散してるし思春期あたりからみっともなさにある程度気付いているのでnote以外ではあまりしてないのだけど居ますよね。ほら貴方の隣にも、居酒屋の向かいの席にも。え、嘘。居ない?俺の前だけ?俺ってば不幸過ぎる。


不幸自慢ばっかりすんなよ。みたいな話は以前「弱者、流行ってない?」で語ったので今回は割愛。今書きたいのは俺の女々しさについて。
オエー。


開示癖というか正確に言うのであれば開示欲求になるのだろうけど、自分の考え方や趣味はどうでも良いとして自分の精神の脆弱性や自分の悪癖を近しい人には知っておいて欲しい。という欲求が私にはある。うわ、書いてて気持ち悪いな。ただ私は普段から口の悪さを隠さなかったり気持ちを表情に出す様にしていて会社や色んなところで良くしてもらっているのも多分私の表情が豊かでわかりやすいからだと思っている。眉毛の無い丸坊主なのに。

眉毛の無い丸坊主の私は男の子なので基本的にはカッコつけて生きているのだけど私のようなカッコつけて生きている人間には避けられない事がある。それは「そんな人だと思わなかった」だ。マジでやめてくれ。何年経ってもその言葉のトゲは抜けない。言葉の針が三角コーンみたいな太さしてんじゃん。やめてよ。ねぇ、痛いんだけどコレ労災降りる?


そんな言葉の針にブッ刺されたまま形成された俺の対人用メンタルの多くを占めるのは「ガッカリされたくない」に尽きる。ガッカリする事の多くの原因は過度な期待のせいだと思っていて、ソレを知っている私は他人や自分にあまりにも期待をしていない。そのくせ口では職場の後輩に「お前には期待してんだから」なんて事を言っていて、なんて醜いんだろうな。とたまに思っている。

期待が力になる人もいるしプレッシャーになる人もいるからそう深く考える必要はない。と自分にはそう言い聞かせているけれど誰からも期待されないのはまぁ、それはそれで悲しいもんなのかな。なんて事も考える始末。俺、めんどくせ〜。

他人からの評価に怯えて生きるのはとっても窮屈だな。でも他人からどう見えているかが気になってしまってどうにも生きづらい。毎晩その日誰かとした会話を思い返しては「あの一言は余計だったかな」とか「こう返したらもっと面白かったな」とかグルグルと考えてしまうのだ。

そして今日も寝る前に「もっと良い文章書けただろうな」とか考えるんだろう。私はそんな人間なので皆さん、どうかご理解ください。優しくしてくださいとは言いません。図々しいな。と思われるのが怖いので。




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