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世の中にあふれる「使命、ビジョンぽいもの」に抱く違和感を、コーチとして探究します。

「使命で動く」= ”IGNITING RESPONSIBILITY” 
自分自身や会社の中だけ、他人事だとすますのではく、自身の責任範囲を広くして、社会全体のことを考え行動を起こしいくこと。

今、社内コーチやインタビワーとして働いているガイアックスのフィロソフィーに「使命で動く」というものがあります。

使命という言葉を聞いて、何も思い浮かべるでしょうか。

就活の時の「ありたい姿」「ビジョン」。

会社で設定する目標、なりたい自分像、10年後の自分。

最近なんかはOKRが広まって、個人のObjectiveを決める方も多いのではないでしょうか。

コーチングと出会ってから、いろんな方の人生・仕事・就活の相談を受け、今はガイアックスの方と触れることが多くなりました。

そこで感じるのは、「なんか使命の感覚が、人それぞれかなり違うぞ」「使命っぽいけど、それはどこから生まれているんだろう」という疑問、違和感。

社会に出ようとすると、やたらと「使命は何か」を求められるような感じがあります。「なりたい自分」を言葉にして、それに向かっていくことが良い。

ただ、その空気の中で「使命」を作り出し、進んでいるけど、「なんかしっくりこないんだよな」と感じながら日々の暮らしに取り組んでいる方で溢れているように思っています。

そもそも、その違和感はあるけど、感じないようにしている方もいるかもしれません。

ガイアックスの方と触れる中で感じるのは、「私がしたいこと」だけではない、というもの。どこか命の声や直感で導かれている、といった方に溢れているように思います。

『夜と霧』で有名なビクトール・フランクルは、こう言います。

「生きるとは、私たちに絶えず送り続けられている『人生からの問い』を引き受けて、それに責任を持って『答え続ける』ことである。」

「私」がどうする、のではなく、問いかけられているものを「発見」する。使命がないからつくる、のではなく、あるとしたら何かを発見する。

わたしのしたいこと、という人生観から、「私がこの世に生まれてきた意味と使命の実現」という人生観にシフトし、その伴走をしていくこと。それこそが、「使命」という文脈におけるコーチの役目ではないかと思っています。

「あなたは人生から何を問われているのか」

「その問いに、どう答えていくのか」

責任=Responsibility が「応答」という語源からきているように、みなさんの人生の問いを見出し、答える力になりたいと思っています。

このnoteでは、「使命ってなんやねん」というテーマでフランクル、マズロー、由佐美加子さん、U理論。そんな著名な本や理論を僕なりに見つめながら探究していきます。

使命、ビジョンという言葉で悩む方々、共に世界を創る同士の方に届くことを祈って。

コーチングセッションにご興味のある方は宇田川まで。


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