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読書記録「武士道」新渡戸稲造

前の5000円札の肖像画で有名な新渡戸稲造。代表作である武士道の序文は次のように始まります。新渡戸稲造とベルギーの著名な法学者ド・ラブレーとが散歩をしている場面です。

「日本の学校では宗教教育がない、とおっしゃるのですか」と、この尊敬すべき教授が尋ねられた。私が「ありません」と返事をすると、教授は驚いて、突然立ち止まり、ビックリするような声で再度問われた。 「宗教教育がない! それではあなたがたはどのようにして道徳教育を授けるのですか」
『武士道』 作 新渡戸稲造 訳 岬龍一郎

新渡戸稲造が生きた時代には武士道という日本人の精神がありました。では現在の日本人にとって拠って立つべき精神って何でしょうね。芯がないから、怪しい宗教に惑わされてしまうんでしょうか。

先人が書いた本を読めば、知識としてその精神を知ることはできます。でもそれで自分の精神が書き換えられるわけじゃないのが難しいところ。

ちなみに武士道で大切にしている徳として「義・勇・仁・礼・誠」が挙げられています。特に胸に響いたのは「誠」でした。「誠」って漢字からしていいですね。「言」ったことを「成」して「誠」ですから。

まさに「武士に二言はない」です。

note毎日投稿!と宣言した皆さん、言ったことを成してこそ誠ですよ。一緒に頑張りましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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