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20歳のわたしへ

年末年始から1月中旬にかけて、毎年とても寒い日が続く気がするのは私だけだろうか。そんな寒い中、街のあちこちで鮮やかな色の着物を着た若者を見かける。

そうか、今日は成人式か。

新成人の姿を見ると心なしかほっこりする。こんな気持ちになるのは私も同じ道を通ってきたからだろう。私自身、成人式を迎えてから5年以上経ったが、なんとなくこのタイミングで20歳の私にメッセージを残しておきたいと思ったので書いてみる。

成人式を迎えたとき

私が成人式を迎えたのは大学1回生の頃。一年浪人した関係で、一緒に成人を迎える大学の同級生は少なかった。むしろ、一学年上の先輩達と同い年だったりして。私はそのことがなんとも恥ずかしいような、肩身が狭いような気持ちだった。そして、大学の同級生との年齢差を意識したくなくて大々的なアピールはしなかった記憶がある。正直にいうと、私は同級生より年が1つ上なことにちょっと引け目を感じていた。

今思えば、年齢を気にしていたのは他の誰でもない私自身。「みんなと同じ」ことは正義であり正解であると心のどこかで思ってたこともあるだろう。

そして、20歳の私は今よりも10kgは太っていた。実家を出て初めての一人暮らし、初めての土地、人間関係、サークル、アルバイトと初めてのことづくしで気づかないうちにストレスが溜まっていたんだろう。私は食べることでストレスを発散していた。その結果、浪人時代より6kgは増えた。

20歳の頃がMAX体重だった私は、今では成人式の写真を「戒め」なんて言いながら時々見たりしている。

そんな当時の私にエールを送りたいと思う。

20歳のわたしへ

成人おめでとう。

今どんな気持ちだろう。きっと「20歳ってもっと大人だと思ってた」なんて感じてるんじゃないかな。それはね、何歳になっても節目節目で思うから20歳のあなただけじゃない、大丈夫だよ。

そして、私はその感覚のズレを大切にしてほしいなと思う。自分の中の理想を見直してみるチャンスだから。

もしかしたら、自分の思い描いていた理想の大人は【自分の本心】じゃなくて、周りの大人や友達、テレビとか外から影響を受けて出来上がっているかもしれない。だから、理想と現実を比べて落ち込む必要なんて全くないんだよ。

20歳は新たなスタート。これからどんな自分を描いていきたいかな。どんな自分が好きかな。どんなことをしているときが楽しいかな。そんなことを一つ一つ拾っていって欲しいな。周りと比べずに自分のペースで。

周りの同級生より1歳上で焦る気持ちもすごく分かる。だけど、本当に焦らなくて大丈夫。ゆっくり自分のペースでいいから、自分を責めるんじゃなくて、自分自身のことをたくさん知っていって欲しい。

私は〇〇
…好き、嫌い。
…得意、苦手。
…楽しい、苦しい/つまらない。

自分にとって、〇〇に当てはまるのは何かを見つけてみてほしい。それは自分にとってとても素敵な宝物になると同時に道標にもなると思うから。

それから、もしもできるなら誰かと比べて自分を責めるのはやめてほしいな。あなたはダメなんかじゃない。できてることたくさんあるよ。どんなに小さなことでもいいから、もっと自分のこと褒めてあげてね。例えば、授業に間に合うように朝起きれただけでも素晴らしい!えらい!

あと、一人暮らしを始めてから太ってしまったことに大きなショックを受けてると思うんだけど、一つ一つ生活を見直していけば1年以内には-10kgは達成できるから大丈夫だよ。コツは「お腹が空いている時以外は食べないこと」。

それから少しネタバラシをしちゃうと、20歳の私は「彼氏ができない」ことに悩んでると思うんだけど、それは大丈夫!3年以内に2人は彼氏ができるから安心してね。笑

最後になったけど、ここまで生きてきてくれて本当にありがとう。17歳の頃、自分のことが大嫌いで投げやりになっていたのが懐かしい。あの頃は人生を終わらせたくてしょうがなかったね。だけどね、私はここ3年くらいで「あー、生きててよかったな」って思うことが増えたんだよ。だから、どうかここまで生きてきてくれた自分をたくさんたくさん褒めてあげてほしい。本当によく頑張った。それから、もうそんなに強がらなくてもいいからね。大丈夫。私が全部受け止めるから。

あなたの未来は明るい。

やってみたいこと全部やって、今を目一杯楽しんでね。

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