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パーソナルトレーニングによる事故から考える

溢れる健康情報とトレーナー

最近、健康情報が溢れており、私のもとにも「オンライントレーニングで〇〇円稼げます」「トレーニング指導者になりませんか?」という広告が頻繁に届きます。稼げることを強調した広告にはうんざりです。

先日、こんな記事を見かけました。

ヘルスケア産業におけるトレーナーの種類も多岐にわたります。フィットネストレーナー、最近では〇〇アドバイザーなどもありますが、資格が必要ないものも多いです。

私はまだまだ駆け出しですが、国家資格を取得し、臨床現場で経験を積んでいる身からすると、民間資格や〇〇検定といったヘルスケア講座で少し学んだだけで満足している人には、正直なところ、許せない気持ちが湧いてきます。

真面目に慎重に取り組んでいる自分が馬鹿みたいに感じることもあります。

全てを否定しているわけではありません。それで幸せになっている人もいますから。
ただ、生半可な知識では人に傷を負わせる可能性があることを知ってもらいたいです。

最近では、オンラインでパーソナルトレーニングを受ける人も増えているそうです。このことには驚きましたが、教えているトレーナーが全く説得力のなさそうな不健康な体型の人だったことにさらに驚きました。
話を聞くと、そういうトレーナーの方がゆる〜くできるから良いという人もいるようです。

なるほど。まぁ、やらないよりはマシかもしれません。

「ハインリッヒの法則」というものがあります。これは「同じ人間が起こした330件の災害のうち、1件は重い災害(死亡や手足の切断等の大事故のみではない。)があり、29回の軽傷(応急手当だけですむかすり傷)、そして傷害のない事故(傷害や物損の可能性があるもの)を300回起こしている」というものです。

引用:

この場合、6万件以上のヒヤリハットが隠れていたことになります。被害者が申告していない場合も含めると、さらに多くあるかもしれません。

実際に私の周りでもトレーニングを受けて怪我をし、1年以上怪我に悩まされている人も何人かいます。申告はしていないようです。

健康情報はありふれており、どれが正しくてどれが間違っているのか分かりません。医師ですら健康情報には迷うことがあるそうです。

にわかトレーナーにならないために、私は学び続けようと思います。行動することは良いことですが、もっと慎重になるべきです。

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