見出し画像

ブーム

え? え? もう5日ですか?
さすがにこわい。恐ろしい。
今年から心を入れ替えて日記なり写真なり小説なり書き下ろしのコンテンツをアップしようと意気込んでいた気がする。
そんなことをどこやらに書いた気がする。
その時はそう思ってた。
なんといってもだいぶ先だと思っていたから。
10日後なんて随分間があるし年まで跨ぐのだから、なんなら永遠に来ないかもしれないとタカをくくっていた。
しかし、来た。
あっさりと、当然のように、嘲笑うかのように、来た。
悔しい。
人が油断してるときに限って来る。
わざとだな。
わざとこっそり来るんだな。
ひどいじゃないか。
いじめじゃないか。
人をいじめて楽しいか。
え? 楽しいのか??

さて、年末年始の間にあれもやろうこれもやろうと、いわば年末年始という名の押入れによく考えもせずポイポイとやるべきこと、やりたいことを放り込んでいた。
しかし、いざ始まると人と会うとか頼まれごとをするとかであっという間に年始である。
現時点でのわたしは必要最低限のこと、年明けまでにやらないと社会的地位を失うというようなことすら間に合うかどうかの瀬戸際にいる。
いわんや、あれやこれやおいてをや。
あれやこれや、つまり休み中に資料ではない本を読もうとか、アマプラに来てる映画やドラマを見ようとか、である。
そんなところまで行き着くわけもない。
なのに、である。
この休みにはまってしまったことがある。
それは近代ナリコさんの著作を読むこと。
近代さんとは女性(近代さん風には女子、かな)について書いているという共通点があり、近代さん責任編集のKAWADE道の手帖『鴨居羊子の世界』ではわたしをご指名くださって寄稿したこともあった。
共通の友だちも何人かいてなんとなくふんわりと繋がっている感じはあるが、お会いしたことはない。
近代さんはどちらかというと戦後、昭和30〜60年代担当、という感じを勝手に抱いていて読む機会を逃していた。
それが、先日必要があって『女子と作文』(本の雑誌社、2013年)を読んだら、面白いのなんの。
エッセイ風ではあるけれど、豊富な資料でちゃんと調べて書いてらして、しかも絶妙に知らない雑誌や本を紹介してくれるので、その度にいちいち本を検索してしまう羽目になるが、それがなんとも楽しい。
読み終わると近代さんの文章がもう読めないのが耐えられず、『ナリコの読書クラブ』(彷徨社、2008年)を購入。
それも読み終わって『インテリア・オブ・ミー 女の子とモダンにまつわるあれこれ』(PARCO出版、2005年)を読書中。
これが終わったら『京おんな モダン・ストーリーズ』(PHP研究所、2010年)が控えている。
共著も含めるとあと6冊あるので、しばらくは楽しめそうだ。

それにしても、読もうと思っていた本はまったく読む暇がない。
まあこれも、運命ということで。


【本日のスコーピオンズ】
38曲目「The Riot of Your Time
5th アルバム『〜暴虐の蠍団〜Taken by Force』(1977)より。

ウェスタンかと思うようなジャンカジャンカしたギターイントロ、
チキチキチキチキ、シンバルのパーカッション。
好きか嫌いかは別として安定感がありますね。
安心して聴いていられるというか。
ある程度お金をかけられる(プロデューサーのいる)アルバムになって
早3枚目くらいかと思いますが、最初の1枚の不安感がトラウマなのか、
安心感があるだけでこの曲好きかも、と思います。
フェードアウト辺りに入るドラムもなかなか斬新。


感想は以上です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?