4/6 サヨナラ勝ちのあと、仲間と食べるご飯は最高に美味しかった。
1時間35分。
1点リードで迎えた9回表、ツーアウト、バッターあと一人打ちとれば勝利!!
「Laaaaaaast 1ーーー!!!」
MCのパトリック・ユウさんと一緒にヤクルトファンが叫んでから、試合が終わるまでにかかった時間である。
野球を観ていると(特にヤクルトスワローズとか言う一切順位予想の出来ないチームを応援していると)
こんなこと(試合)ってある??!!
って叫びたくなる場面に何度も遭遇する。
この日の試合も、
「きっと今シーズン1番の印象に残る試合であろう・・・!」
と思ったけど、この先シーズン通して10回は同じ事を思うだろう。
私はあの9回ツーアウトで何故か油断していた。
決してサクサク2人を打ち取った訳ではなかったのに、あの時はあと数分後に試合が終わる、と何故か思ってしまっていた。
「この後何食べよっか。」
ぱっと口から出てしまった一言。
「おまえ最後の一人まで集中しろよ・・・(呆)」
言われた瞬間、
中日の代打・井領君の打球がセンターを抜けていく・・・・・・・・・
試合中にその後どこにご飯を食べに行こうか考えてしまったことを激しく後悔した。
このあと、10回、11回とピンチを迎える長丁場でのストレスとお酒で胃がもたれはじめる。
そんな中何とか踏ん張った投手陣が無失点で何とか切り抜け、12回裏を迎えた。
これで負けは無くなった。
しかしサクサクと2人打ち取られ、「ああ、引き分けかもしれない・・・」と頭のどこかで覚悟しながら、
最後の希望をこの日休養日だったはずのエイオキさんに願いを込め、最後の声を振り絞る。
その3球目、ベンチと観客の思いをのせた打球は綺麗な放物線を描いてレフトスタンドへ・・・
外野席に漂っていた疲労は一気に吹き飛び、歓声が爆発する。何を叫んだかは覚えていない(笑)。
青木さんは大歓声の中、仲間の輪の中に飛び込んでいく。
笑顔、笑顔、笑顔。
後で録画を確認したら実況の方が「役者が違う」と言っていたのがすごくいい表現だなと思った。
こんな試合が見れちゃうから、野球をどんどん好きになってしまう。
いやいや、本来なら9回で終わらせて欲しかったけれど、9回で終わっていたらここまでの大歓声と喜びは無かったのかと思うと、なんか詐欺の匂いがしてくる。
これで良かったのかななんて完全に騙されてしまう。
とにかく今日身に染みたことは、選手と共に最後まで気を抜かない、
試合が終わるまでご飯の事は考えないという事(笑)。
サヨナラ勝ちのあとに仲間と食べるご飯は最高に美味しかった。
※サヨナラしたあとの写真が無かったので、同点に追いつかれた写真になってしまいました・・・(笑)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?