機動戦士ガンダム タイヘキ 「ジーン」

※タイヘキとは、性格、体形、価値基準、考え方の傾向等をもとに、人の性質を10パターンに分類する分析方法

第1回「ガンダム大地に立って、ジーン倒れる」
(5種・7種)


 今回の主人公は、ジオン公国軍兵士の「ジーン」です。
 ただ、ジーンは第1話で亡くなるため登場シーンが少なく、一部想像で背景を補いつつタイヘキを考察しました。

 物語が始まって直ぐ、ジーンはシャア少佐の命令でデニム曹長率いる部隊の一員として、サイド7(こっそりガンダム作ってたコロニー)に偵察に向かうことになります。

 そもそもシャア少佐の部隊に配属されている時点である程度成績のいい新兵(エリート)だったんじゃないかな~と思います。

 サイド7で偵察任務に当たっていた彼は、運搬中の連邦軍の新兵器を見つけると「シャア少佐だって、戦場の戦いで勝って出世したんだ!」と言い放ってザクに乗り込み、上官(デニム曹長)の制止も聞かずに「手柄を立てちまえば、こっちのものよ」と言ってマシンガンをぶっ放します。

 ・・・こんな部下が居たら迷わずグーパンですねw

 その後も「敵を倒すには早いほどいいってね」とか言いながらセーラー服と機関銃のごとくマシンガンを打ち続けます。
 ジーン君、全く偵察する気ないです。
 始めは偵察用カメラを構えていたのに、もうマシンガンしか構えてない・・・w

 敵を効率よく倒そうとしたり、最短で出世しようと考えている辺りが5種っぽさが出ていて、物怖じせずに考えるよりも先に行動するような所は7種っぽさを感じます。
 ただ、ジーンの場合、品下がる(欠点が表に出る)形でタイヘキが出てしまっていて、とても残念なヤツです。

 ジーンの5種の品下がり具合を見ると、
・自分の損得だけを考えて薄情になる。(出世を優先して上官を無視する)
・詰めが甘くなる。(相手兵器の性能を測る前に行動を起こして、ガンダムに倒される)
・自分の力で頑張ろうとして結果的に周りに迷惑をかける。(ジーンの次にデニム曹長が倒される)


 7種の品下がり具合は、
・目先の勝利に振り回される。(出世欲に目がくらむ)
・無理やり自分の意見を押し付ける。(上官を無視して行動を起こす)

 では、ジーンが品上がる(長所が発揮される)ことが出来たらどうなっていたでしょうか?

 きちんと筋を通して(組織、上官の指示に従う)、仕事が早い(手早く任務をこなす)。要するに、自分の出世(利益)ではなく、自分がどう活躍すれば仲間(ジオン公国軍)の益になるのかを考えて行動することが出来たなら、連邦軍の極秘情報を奪取したことが評価されて、後々出世の道が拓けていたかもしれませんね。

 ここからは、ジーンが良い方向にタイヘキを発揮した場合の妄想話しですw
 ジーンとデニム曹長が連邦軍の新型モビルスーツの情報を奪取し、そしてジーンが暴走しないことでアムロがガンダムに乗る機会が失われます。
 正規兵がガンダムやホワイトベースを運用することになりますが、アホみたいにレベルアップしてニュータイプに覚醒する天然パーマ(アムロ)がガンダムに搭乗しないことで、黒い三連星、ランバ・ラル戦辺りでガンダムが敗北もしくはホワイトベースが沈むことになっていたのではないか・・・と。

 うん。ジーンが品下がらずに任務をこなすことでジオン公国が勝利する未来が待っていたかもしれない・・・。


最後までご覧いただきありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?