受験生のメンタルについて。

こんにちは。春休みも終わり、いよいよ受験勉強が始まるといった時期になってきました。今回は受験生のメンタルについて僕自身の経験も交えながら書いていきたいと思います。僕は受験生時代、かなり悩んで体調も崩していたので同じ悩みを持つ方が、解決の一歩目としてこの記事が役立てば幸いです。

1.何をやりたいかと現在の状況のgapで悩む

まず、皆さん受験生となったら(一般的には)第一志望校を決めると思います。そこであなたに問いたい。

何故そこが第一志望なのか???

この問いに対して明確な答えが出ない方はこの先悩む可能性が高いです、この先の記事を読んでみてください。

僕は高3の時、一応千葉大学医学部というところを第一志望の欄に書いてはいましたが、それはあまり本心からそう思っていたわけではなかったと思います。というのは、自分は大学で化学or医学or教育をやりたいと思っており、その中であまり選択肢の幅を狭めたくないと思っていたので、日本にある教育機関の中では東京大学(医学が出来る可能性が高いのは理科3類>理科1類理科2類)を目指すのが良いと思っていました。しかし周囲がハイレベルな集団かつ自分は落ちこぼれと言われても過言ではない状態であったために、自分には無理なのではないか(特に理科3類は)と本格的に勉強する前(中学生)から潜在的に思いこんでしまっていた&一部の心無い人から言われ続けていたのです。その影響で模試では「身の丈に合う」志望校を適当に書いていました。(東大模試でも世間的に一番難易度が低いと言われているだけで理科2類を書きました。)これは僕が受験勉強の中で一番後悔していることです。勿論、受験においてリスクを排除するというのは重要な考え方の一つではあるのですが、それが第一優先になってしまい、自分の希望(僕であれば、選択肢を狭めない)が蔑ろになってしまうのはあまり良くないと思います。(世の中の医学部受験では基本的にどこでもいいからどうしても出来るだけ早く医学部に行きたい!という方が多いので、僕のような人は稀ではあるのかもしれませんが、)

ということで、受験生の皆さんはきちんと自分の第一志望校に自信が持てる(絶対ここに行きたい!、ここに行くのは運命だ!)状態で勉強をしておくと良いと思います。結果的にそれがモチベーションになったり、(志望校がガッツリ決まっているので)過去問に素早く着手しやすくなって有利になる要因にもなるので。理科3類は宇宙人しか入れないとか適当なことがほざかれてますが、やったこともないのに何が分かるんでしょうか。きちんと自己分析をし志望校との距離を推し量ればどこにでも(時間はかかるかもしれないけれど)到達できることは、ネットの様々な事例を見れば明らかです。

2.勉強方針で悩む

これは受験生を長くやっていれば良くわかる部分ではあると思いますが自分の勉強法に自信が持てなくなる時は誰でもあると思います。ですがこれはある意味いいことではあると思います。何故かというと自分の戦略が間違っている可能性が高いと気づいていて、それを修正することが可能な時であるからです。

先ずは一人で、自分の弱点は何か?逆に強みは何か?ということを各教科ごとに書き出してみてください。そしてそれを克服する/得意分野を伸ばすために自分が何をしたらいいかをリストアップし、3カ月⇒1カ月⇒1週間のようにより具体性を持たせて計画を立て、中期目標(模試でいくつ取るとか)を立てるのが良いと思いますが、この時に気を付けて欲しいのは①必要以上に悲観的にならない②独りよがりにならないことです。適切な頼れる人(僕はただ単に成績だけ等単なるデータだけ見てどうこう言う方ではなく、受かるために何をするか?を共に真剣に考えてくれる方だと思います。)に相談することと、多様な情報源(合格体験記・Twitter・友達)の中から自分が納得できるものを抽出することが肝要だと思います。

3.周囲の環境で病む

周囲からのプレッシャーやいわれもない非難、またこの組織で勉強していて大丈夫なのだろうか…?と思い苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。まず後者について書きます。僕も例外ではなく、通っていた英語の塾に関して適切な指導が貰えず、不信感が募っていました。

受験において、この組織に入っておけば絶対に合格できるなんてものはありません。(自分次第)結局都会だろうが地方だろうが優秀な人は普通に勉強すりゃ受かるし、そうじゃなければ人より戦略を立てる必要がありますので、環境でいちいち萎えている場合ではありません。

解決案としては①環境(学校・塾)を丸っきり変えてしまう②組織とのかかわり方を考え直す(主軸を置くものを新たに設定する。)などが挙げられます。

①は具体的に言うと退学・退塾ということです。これに関しては僕は経験者ではないので分かりませんが、実際これで成功されている方も多いので実現可能性として低くはないと思います。僕が取った行動は②で、具体的にはその英語塾のうち読解と作文の授業がある中で、作文の授業については添削などがまだ信頼できるものだったのでそのまま通塾し復習についても今まで通り丁寧に行いましたが、読解の授業については「授業内は集中して英文に対峙する」ことにし、復習はしませんでした。その分学校の授業で演習をちゃんとやって添削とかもしっかり出すようにしました。正直解説とか添削の基準もインチキだったので、あのモヤモヤ感を保ったまま勉強していたら受かってないと思います。自分の中で教科ごとにこの授業or参考書を主軸にすると決めてそこからあらゆることを吸収してやると決めてやった方が効率がいいと思います。軸がおかしいな?と思ったら変えればいいわけです(そんなにポンポン変えるのは望ましくない)

そして、前者についてですが、付き合う人を考えましょう。(別に受験期間に限った話ではないと思いますが)残念ながらあなたの出会う人全員があなたのためを思ってコミュニケーションを取っていると言えるほどこの世界は優しくはありません。自分の信頼できる人とだけ、密接に関わればよいのではないでしょうか。またコミュニティが欲しければTwitterをやるのもいいです。勿論変な人(例えば今年の共通テスト数学簡単や☆とか言ってる人)もいますが、変な奴おるな~上手くネタに出来ないかなぐらいの感覚でいればいいし、本当に見たくなきゃブロックでもミュートでもすればいいのです。ということで繰り返しになりますが付き合う人を考えましょう。全員と仲良くする!みたいな小学生の発想は卒業した方が良いです。

4.体調不良で病む(二重になってる())

これに関しては自分だけの努力でどうにかならない部分もあると思いますが、自分の生活習慣の中で改善の余地がある部分もあると思います。例えば僕は土曜日に塾があったのですが、学校の終わる時間が遅く直接塾に行ったとしても授業の開始時間に間に合わなかったので、昼ご飯を毎週抜いてたりとか、外でマスクを着けていることが多く脱水気味になってしまったりしていたことがありました。これらの部分は自分の努力でどうにでもなる(塾の時間をずらす、水分をこまめに取る等)ので、気を付けましょう。

また自分は受験3カ月前に左手を骨折してしまってあまりうまく勉強が進みませんでしたが、そういうときは自分が持てる時間の中でベストを尽くそう、とだけ考えていました。無理に詰めてもメンタルが疲弊してしまうだけですので。また通院が必要な場合でも僕は特に通院時に勉強はしていませんでした、怪我の対処という大義名分のもとで、その時間はリラックスしようとメリハリをつけてやっていました。まあ色んな考え方があると思いますが、もう人生終わりだ、的な悲壮感には浸らないようにすると良いのではないでしょうか。

5.最後に_。

第二弾、ということでメンタルについて書かせて頂きました。実際メンタルが弱い人は多いと思います(僕もそうです)が、上手く感情を処理して修正を図っていくことが肝要だと思います。また、受かっている人を見ていると、たとえこのような状況に陥っても(時間は多少かかるものの)冷静に自己分析が出来ている方が多いと思います。受験を通して自己分析の経験を積んでみると、将来にも生きるのではないでしょうか。

お読みいただきありがとうございました。是非拡散を。