クワロマ/アセクの一例【みんなの!パートナー感】

『雑誌アセクシャルアンソロ企画』
テーマ「みんなの!パートナー感」
何人か連載している中の、クワロマ塔野の番的なそんな雰囲気。


はじめまして or こんにちは。

クワロマ/アセクを自認する塔野です。

パートナー…。

持つ主義にしろ持たん主義にしろ。
どんな生き方も尊重され、頭ごなしに否定されたり、お節介されたりしない世の中になってほしい。

誰しも、自分らしい生き方を選べる手段と補償がある、そんな世の中になってほしい。
すぐには、難しそうですが…。

とはいえ、出来ることがゼロではない。
深刻になり過ぎず、今できることを。
そんな塔野のパートナー感でございます。
よければご参考までに。

注:
下記は、全てのクワロマンティック自認、
全てのアセクシャル自認の方に当てはまるもの…ではありません
あくまで、塔野個人の理想、塔野個人の感覚です。

パートナー感も、寂しさの感覚も、
個人個人で異なるもの。

誰かの新しい視点になったり、
共感や安心になったりしたらいいな。
そう思って公開します。



目次
◆1.今の状況
◆2.理想のパートナー像
◆3.ひとりの準備
◆4.ゆるりと活動開始

まーたつらつら長くなっちゃったよ!!!
短くまとめられなくてすみません!!
もしよければ最後の章だけでもいいので読んでみてください!!


◆1.今の状況

パートナーにほんのり憧れを抱きつつ
ひとりで生きる準備を粛々と進めつつ
人脈をゆるりと広めようとしてる

という感じ。

ちなみに30代前半。Female.
異和はないけど、多分Xってやつ。
関東在住。
就職し、自活は幸いなんとかなってるけど、
将来を見据えて充分な稼ぎかというと、うーん…
でも中身としては大変やりがいがあり、続けたいなと思っている仕事です。

相手の戸籍性は問いません。
法による婚姻は、色々メリットもあると思う反面、あんまり相手を縛り過ぎたくないなーとか(お互いの家のこともありますし)、相手や自分の苗字変えるのヤダとか、同性相手だとそもそも出来んじゃん…とかも思います。
選択的夫婦別姓と同性婚は、私のこと抜きにしても、早く実装されてほしいと思います。


◆2.理想のパートナー像

恋愛感情ではないと思われる、
強めの厚意?と仲間意識?を持っている塔野。

・2人でいるときも、1人になれる
 (お互い少し離れて、黙ってても平気)

・必要なときはお互い助け合える
 人生を共に歩める

「上記2つを同時に備えた、性愛のない関係」
に、漠然と憧れがあります。
(いるのかな、そんなフィクション作品のバディみたいになれる人…)とも思いますし、もう半分くらい諦めてますけど、でもじわっとした憧れはやっぱりあります。


必ずしも同居でなくて構いません。


・同居
おはよ、おやすみの挨拶があったり、
一緒に珈琲やお茶を淹れたり、
人生に関わる何かを真面目に考え合ったり、
そういう時間を誰かと共有できるのは、
純粋に嬉しいなーと思います。

1人きりになれる個室は必須ですが。
(必要なときはちゃんと出てきます)

ただ同居となると、どうしても衛生観念の差、食事の好み、生活リズムの差、音…などなど、許容範囲かどうか、寄せ合えるかどうか、結構大事になってきますよね。それも含めての「相性」かなー、と思いますが。

子どもは、実子は無理。
一方、行き場のない子を引き取り、居場所となることには抵抗ありません。
分担でき、塔野1人の時間を確保してもらえるパートナーさんなら、いけそうな気がします。
ただ、責任も負担も大きいですし、今の日本社会も厳しいですし、どうしても、とは思いません。


・別居
同居は難しいけど、気が合う方用のプラン。
ご近所で、精神的&物理的に助け合う感じ。

普段は、どちらも一方的に発散できる、
Twitter系のSNSで生存確認とかしつつ。
(きえないで ついったー)

話したいとき、LINEチャットの二言三言でフラッと来て、フラッと帰る、だったり。
(疲れてて休みたいときは素直に言える関係)

たまには、「今日のご飯、個人的に会心の出来だから、よかったら食わん?」とかでタッパー持ってったりする。

そういうイメージです。
我が妄想ながら、めっちゃ楽しそうじゃん。

ちょっと濃いめの、でも踏み込み過ぎないご近所付き合い。これも良いもの。
パートナーを1人に限定せず、
複数人で、そういうゆるい地域コミュニティがあってもいいですよね。

アセクシャル集住プロジェクトもそのひとつ。
気になっています。


◆3.ひとりの準備

…と、パートナーやコミュニティに対して無邪気な憧れも抱きつつ、単身で生涯を終える準備も、粛々と進めています。
いい条件が揃うとは限りませんし。

実は塔野、物理的に1人でいること自体は、そんなに苦痛ではないのです。
美術館とか博物館とか、むしろ1人で集中したくて、自由にフラフラ行きまくってますしね。

寂しいのは、本当の自分…一般的な恋愛や、性愛を望んでいない自分が、「社会で居ないことにされてる」とき…。輪の中で独り、のとき。
チクチクと、疎外感が刺さります。

また、大事に思っている人と一緒にいると、その人から情報を受け取り過ぎたり、自分の中で膨らませ過ぎてしまって処理落ち→から回ってしまって自己嫌悪…なんてこともよくあります。

基本的に対人不器用です。
仕事のやりとりや、文面のやりとりは、まだコントロールできる方なんですけど!!
(でもたまにやらかしてます)

物理的に1人になることは、寂しいどころか、逆に活き活きすることも多いです。

だからこそ「多少離れていても切れない関係」を望んでいるとこもあるのかな…とも思えば。

それって、やっぱり1人でいたほうが、最終的には気楽でいいのでは…?とかも思ったり。
…難しいね、塔野という人間。

まあそういう個人的な事情もあり、
1人の時間を充実させるようなことも、並行して心掛けています。

確か企画に、充実したひとりライフを紹介!みたいなテーマもあったはず。
大したことではないですが、ただ趣味を語りたいコーナーになる気がしますが…!
その辺も書く!かも!


◆ゆるりと活動開始

さてはてそんな塔野、今の今まで、パートナー探しはいっちょもやっておりません!!

つい最近まで、
抑え込んでた反抗期到来で親と大喧嘩したり、
趣味を気の済むまで貪ったり、
荒れ狂う感情のなか、自分が本当に欲しいものを見つめ直したり等々…

自分の精神を安定させるのに全振りしてて、そういうの全っ然考えてなかったし、↑で書いたように不器用なとこもあるので、もう1人で生きるものと思ってました(そう、物理的に1人なこと自体は割と平気だし、推し、居るし)


今のTwitterアカウントは、とある社会的案件に対して思うところがあって、黙っていられなかった勢いで始めたものです。

アセクの認知が少しでも広まってほしいと、プロフには書き、自分の体験や考えを流したりはしていました。

しかし、(他のAceさんたちを探そう)(交流しよう)とは、微塵も思っていなかったんです。
ネットでの人間関係にも、恐怖心を抱いていました。

しかしある日。

Ace界隈のとある方からの「いいね」で、
その存在に気づき。

辿ってみたら。

想像していたより沢山の方が、生きていて。

気の合いそうな方々も、たっっっくさん居て。

すごい衝撃を受けました。


7年間ずっとずっと探してた、
『Aceについて話せる方々』
『悩みを共感できる方々』
『自認した上で受け入れている方々』

ここに、ここに、こんなにいた!!!



とんでもない高揚感がありました。

なんで、なんで今まで気付かなかったんだろう。

嬉しくて嬉しくて、ウルウルきました。
おかげさまで、最近安定しています。
心強い。

本当に。
Ace界隈の皆さま、生きててありがとう。
1億ありがとう。多謝…。

なので、一時期から急にAce界隈の方のフォロー数が増えてます。

※とはいえこれからも、塔野のTwitterアカウントはAce専用アカという訳ではなく。
セクシャリティ分け隔てなく、フォロワーさんフォロイーさんのことは一方的にめっちゃ大事に思ってます。みんなおいしいごはん食べてください。



そんなフォロワーさんフォロイーさんに触発されて、Ace界隈の色んな方に、会ってみたくなりました。

お話したいし、
遊びたいし、
ボーっと景色を眺めたりしたい。

これから様々な機会をつかって、特に肩肘張らず、色んな方々に会ってみようかな、と思っています。

※友情結婚のマッチングアプリとか、パートナー募集用アカとかも考えたんですが…。
そこまで積極性の高いやつは自分、多分向いてないです…。

関東在住ですが、刀剣鑑賞のために遠征に向かうこともあるので(そうでなくとも旅は好きですので)
出かけるときはフォロワーさんへお声がけしようかな?と思っています。

(ちなみに福岡はほぼ毎年訪問します(推しのために)いつも美味しいごはん有難う福岡)


そうやって出会いを重ねるなかで、
もしご縁があれば、パートナーを持つだろうし。

そうでなくとも、一緒に楽しい時間を過ごせて、お友だち増えて、ハッピーかもだし!


そんなふうに、ゆるゆる思っています。


◆さいごに

1人でも、2人でも、みんなでも。

その人が、その人らしく、日々を充実できるような、そういう世の中って、とっても嬉しい。

そうなってほしい。


最後にもっかい、
Aceの皆さま、生きててありがとう。

あなたにしかできないことで助けてもらった人が1人、ここにいるよ。


塔野