「人に頼る」の概念ががらっと変わる経験

あなたはこんなことありませんか?

・周りの人に助けてもらったり、頼ったりするのって
 得意じゃない・・・

・集団やチームで動いてるとき、つい
「みんなに迷惑かけたら悪いし…」と遠慮してしまう

これ、まさしく私のことなんです。

とはいえ、「人の力を借りる」ってことも必要だと
頭ではわかってました。

たとえば、専業主婦から起業した時、
いろんな学びの場に行きました。
そのたびに
「一人の力ってほんとに限られてる。ビジネスをするには
 できないことはできる人に助けてもらうことが大事」
って言葉を何度も耳にしてきました。

また、私は今、方眼ノートトレーナーとして
「頭の中をシンプルにノート一枚にする」方眼ノートメソッドを
お伝えしています。

このメソッドを開発した高橋さんからは、普段から
「チームの力を借りて」「トレーナー同士は、遠慮は全くなしで」という
言葉を何度も何度も聞いていました。

だから、自分でも時に
「一人でやろうとせずに、もっと人に頼ればいい」
「遠慮はゼロで」そう言い聞かせてはいたんです。

ただ、現実は…というと、やはり
「ちょっと助けて欲しんだけど」と、人に頼るのは
どうも苦手なままでした。

つい「みんな忙しいし、その人の時間を私のために割いてもらうのは…
とりあえず自分でがんばってみよう」という思考がまず頭に出てくる。

人にお願いするより、自分一人でできる範囲でいいからやる。
その方が自分にとっては楽だし…とどこかで感じてました。

そんな私が変わるきっかけが、つい数日前に起こりました。

実は、年末から
方眼ノートの新しいプログラムを開発する
プロジェクトに参加しています。

そこでは200人近くのトレーナーが参加しており、
高橋さんが毎日朝と晩に講義をされ、私たちは
それを受けて、アウトプットなどの課題に取り組んでます。

ただ、年始の家族旅行に加え、体調を崩したこともあり、
私は
・なかなか講義の動画を見ていない
・課題も取り組んでない
・チームのメンバーとのミーティングに一度も参加してない
状態が1週間ほどありました。

「どうしよう…みんなからどんどん遅れていっちゃう。
 チームの仲間とも繋がれてないし…」
と一人で勝手に、焦りと疎外感のようなものを感じてました。

いつもならここで「あ、もう今回はだめだ。しょうがないや…」と
どこかあきらめに近いものを感じ、一人でできる範囲で
取り組む、けれどそんな自分にモヤモヤ…となるところ。

ただ、今回は違ったんです。

いつものパターンから私を救ってくれたのは
チームの仲間が作ってくれたFacebookメッセンジャーのグループでした。

メッセンジャーを開くと、そこにはたくさんのメッセージの
やり取りがありました。

「あ~、みんなすごいな。こんなに情報もシェアしてくれてる。
 この流れに私、のってないな…」とちょっと圧倒された気持ちで
やり取りを目で追ってました。

すると、あるメッセージがふと、目にとまりました。
「今日の講義までにやる課題を一緒にやりませんか?
 よければ一緒に書きましょう~」

ただ、時間を見ると
セッティングしてくれた時間は、新幹線の移動中で出られず。
「参加したかったけど、場を作ってくれてありがとう」
のメッセージを送りました。

すると、しばらくして、メンバーから
「書いた時の動画、残しました~。
 朋ちゃん、まだ間に合えば見てね」とメッセージが入ってました。

「まだ、顔も合わせたことない私のために、ここまでしてくれるなんて…」
と感謝の気持ちでいっぱいになりました。そして、
「これがあれば、すぐに書けそう。」と感じました。

実際には同じタイミングで書けなかったけど、
この動画見て、仲間の力を借りて書いてみよう。
なんか背中を後押しされたような気がしました。

そして、ノートとペンを用意して、動画を再生しました。
すると、仲間の一人が今までの動画を見てなかった人にも
分かるように、説明をしてくれて、まるでほんとに一緒に書いて
いるかのようにスーっと、課題のノートを一枚書くことができたんです。

書き終わって、「この動画がなかったら、今日も書けないままだったかも。チームがあったよかった」と感じました。

そして、その時に気づいたんです。
「今まで、みんなについていけてない、繋がれてないって思ってたけど
 私もちゃんと繋がってたんだ。」と。

だって、この場にたどりつけたのも、メンバーのみんなが
たくさんメッセージをくれてたから。
書く場を作ってくれたから。
それに参加できない人のために動画も残してくれたから。

「誰かの力を借りるって、やっぱり大きいな。」ってしみじみ感じました。
 
もし、いつもみたいに「人の力を借りずに一人でやってたら」
多分、もう途中であきらめて一人で落ち込んでいたと思うんです。

だから、
「この場とこの機会をムダにしてはいけない!
 いつも高橋さんが言うとおり、もっと遠慮せずに他力を借りてみよう。」
と決めたんです。

ふと時計を見ると、その時はちょうどチームのミーティングが
始まってるころでした。

実は、さっきの動画を見る前は
「課題もできてないし、出遅れちゃってるし、
 ミーティングどうしようかな。。。」
と思ってました。

でも、その時は
「いや、短い時間でもいいから出てみよう。
 出ることで変わる気がする。」そう思ったんです。

ミーティングに入ると、はじめましてのメンバーが
私をやさしく迎えてくれました。

そして、そこからの30分間、
その場では「はじめまして」とは思えないくらい
安心して話すことができたんです。

すると、さっきまで、課題について「どうしたらいいんだろう…」と
行き詰まっていたことが、「そうか!これでいけばいいんだ!」
にがらっと変わりました。

自分にとってびっくりしたのは、
その変化がたった30分という短い時間で起こったこと。
そして、初対面のメンバーなのに、とっても安心して
心の奥の方にある気持ちまで話すことができたこと。

しかも、自分がしっかり話を聴いてもらったあとに
メンバーの一人が「まだ時間大丈夫なら、私の話も聴いて
もらっていい?」と言ってくれました。

「もちろん!」と話を聴くと、その10分後には
「すごい!朋ちゃんに話聴いてもらったら、
こんな短い時間で深いところまで話ができた!相手がいるってすごいですね!」と喜んでもらえたんです。

今回のことで、私、やっときづいたんです。
「困ってるときは、こうして人に頼ったり、甘えていいんだな。」って。

今までは「困ってる人の役に立ちたい」という一方方向で、
「助けてもらうのは苦手」と思ってた私に、相手の人は
「ちょっと助けてもらえる?」って言いやすかっただろうか?

やっぱり人って「頼られたら、逆に頼りやすい」のかも。
「人に頼る=人に迷惑をかける」じゃないってことを
今回の一件で感じました。

「一人でできないことが、相手がいるとできることがある」
を実際に経験できたこの日のおかげで
「あ~、これが遠慮せずに他力を借りる」ってことか。
と心にストンと落ちた気がしました。


この経験はきっとこれからの財産になると思います。

これからも、また以前のように
「あ、私のために相手の時間を奪うの悪いな…」って
思うことはあるかもしれません。
けれど、そんな時はこの経験をした瞬間に立ち戻ろうと思います。

もし、あなたが同じように感じることがあれば
私の気づきが何かのお役に立てれば嬉しく感じます。

最後まで読んでくださり
ありがとうございました。



 
 


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