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ACCESS kintone PowerBI 基幹システム ぜんぶつなげて ちっちゃい会社のDX化 珍道中

プロローグ

とある ちっちゃい会社に入ったわたしが
会社の DX 化に取り組むことになりました

会社なので
なるべく費用をかけないように
いろんなツールを調査し情報をあつめて 挑戦し 
それぞれの機能の得意分野を理解し つなげて
業務の効率化を目指して DX化に挑みました

まずは 会社の状況を把握し
最適なツールを選択し
試行錯誤を重ね 四苦八苦しながら 一歩ずつ一歩ずつです
そんな軌跡を記事にすることにしました

今までの状況をおおまかに書きますと

『ACCESS』『Power BI』『kintone』『基幹システム』の連携で最強DX化へ

会社の情報管理が
ちょっとずつ みえてきたとき
「ん?」「え?」「はぁ~?」「あちゃ~」
もやもやが ふつふつとあふれだしてきました

いよいよ『 ACCESS 』の出番だ!と

まずは 
各自がいろんな情報を自分勝手につぎはぎして
PCのローカルフォルダに保存してつかっていた
自分だけのための EXCEL ファイル

ACCESS にぜんぶ集めて 情報の一元管理・共有化に挑戦しました

会社の基幹業務システムのなかのデータを 
ODBC接続で ACCESSとつないで
リアルタイムでいつでも最新の
データを参照することができました
わたしの得意分野である 最強ツール ACCESSで
いろんな分析・参照のアプリをつくりました

そして
情報の収集・分析・配布ができるという『 Power BI 』と出会います
基幹システムのデータとつなぎ
いろんな売上分析をダッシュボードにつくりました
Power BI のビジュアル 結構すごい

しかも 
家でもカフェでもどこからでも みることができるのです
このあたりから クラウドって便利だなぁと感じ始めました

それはさておき
最近なんだか 国がうるさいので
労働時間の管理のために
勤怠システムを導入しようという声があがりました
さらに
営業力強化のため 
営業支援のシステムを導入することも検討されました

そこで いろいろググって 
世にあふれかえっている 
サブスクの勤怠管理や営業支援ツールの資料をあつめ
デモを見せてもらったり 無料トライアルをしまくりました

どれもすばらしいものばかりですが
ここまでの機能はいらないなぁ
この分類をもう1段階増やしてほしいなぁ
でも仕様だから無理か
というものがおおく
どうも 会社にぴったりとくるものがみつかりません

「これって ACCESS で簡単に作ることができるのになぁ」
ACCESS は VBA を駆使すれば どんなシステムもつくれます
自社にぴったりのシステムを自力でつくることができます

しかし 外出が多い営業部員がどこでもスマホで操作できる
これらのクラウドのツールはやっぱり魅力的です
そうなのです ACCESSはクラウドでは利用できない
ACCESSの弱点といえます

すばらしい営業支援ツールや勤怠管理システム
しかし どれをとっても 高い!
ユーザー数 × 15,000円 これが 毎月かかる費用なのです
おわった・・・
ここまでの機能はいらないから
もうちょっと 安くならないかなぁ
この分類ひとつだけ追加できないかなぁ

自社用にカスタマイズしてもらうと
さらに高額になるのでした

そこで 『 kintone 』
ノーコードで誰でもアプリをつくることができるし とってもお安い
毎月 ユーザー数 × 1,500円
前述のバカ高いツールにくらべれば
なんてお得な kintone
しかも ノーコードで誰でもできるらしい

kintone 導入決定!
おっ サンプルアプリのなかに
タイムカードもあるし 営業支援パックなるものも
あるじゃないか

でも サブスクの勤怠管理システムのデモを
みてしまったため
どうしても出退勤の打刻ボタンがほしい

営業支援もサンプルどおりにはいかない
会社独自のほしい分析のために
項目や複雑なテーブルを追加する必要があります

kintone にはプラグインといって
標準機能では足りない部分を補ってくれる
拡張機能が備わっているらしい

プラグインひとついれることで
追加で費用がかかるようです

やりたいことの目的をすべて果たすには
コストが高くなる それが kintone 

会社の指令は 『費用を極力 おさえる』
『極力』って いわれると
JavaScript なるものを駆使して
自力でカスタマイズせよ ということになります

なんとかカスタマイズしてタイムカードに打刻ボタンをつけました
営業支援も自社用にフォームを整えました
これ以上の要望がでてきたら・・・

無理やったら お金 だしてね 社長
それが kintone なのです

それでも ひょっとして
kintone はすごいかもしれない

なんと kintone と Power BI をつなげることができたのです
どちらもクラウドだから
家でもカフェでも車中でも ネットがつながれば
リアルタイムで登録できるし 分析も見ることができます
さっそく
kintone の営業支援のアプリにいれたデータを
Power BI でみることに
顧客・案件・活動記録が kintone 内ではなく
Power BI のダッシュボードに現れました

お高いプラグイン ひとつ不要になりました 社長~

タイムカードのデータも Power BI につないでみました
営業部員の活動記録データと
タイムカードの打刻位置のデータを比べてみることも
いじわるな分析もあり です

そんなこんなで
これから楽しみになってきました
ひとつひとつのツールでは 得手不得手がありますが
いろんなツールと連携すれば すごい可能性がみえてきました

一生懸命 情報を収集して勉強して
もう ダメ ムリ というときもありますが あきらめずに!

そんな ちっちゃい会社のDX化 珍道中
試行錯誤 四苦八苦 七転八倒 の奮闘記を
記していこうと思います

序章:会社の IT環境をのぞき見
1章:基幹システムとACCESS 連携
   その①社員マスタをもっと便利に
   その②販売実績の分析データ
2章:基幹システム リニューアルのとき
3章:脱ACCESSの危機からの一発逆転
4章:Power BI で経営分析可視化
5章:分析でみえた営業改革の必要性
6章:kintoneで営業力強化
   ①顧客管理
   ②案件管理
   ③活動日報
   ④これでいいのかkintone
   ⑤kintone で打刻式タイムカード
7章:kintone と Power BI の連携
・・・・
まだまだ続くと思います


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