【第六章-④】kintone で営業力強化 -まとめ
基幹システム・Access・Excel・kintone・Power BI ぜんぶつないでDX化!までの道のり
とあるちっちゃい会社の総務部に入社してから
会社の業務改善に取り組み
お得なツールを便利につなげてDX化
七転八倒 四苦八苦の珍道中の記録です
DX化の目的をあらためて考える
ここで 会社のDX化とは をあらためて考えてみました
社内のどんな課題を解決したいのかを 具体的なゴールと定め
その手段として どんなDXツールを選択し
どう活用するかを定める必要があります
紙でばらばらの情報を ACCESSで共有化・一元化し
会社の業績や細かな分析をリアルタイムで Power BI で視覚化しました
それによって みえてきた新しい課題に向けて さらにDXを活用します
それは あわせて 業務の効率化を生み 社員の負担を減らすことも優先されなければいけないと思います
また 少しの負担が増えたとして それ以上のメリットを感じられなくては 継続して利用することができなくなります
kintone で営業力強化
基幹システムと ACCESS そして Power BI を駆使して
情報の共有一元化・経営分析の可視化を実現した結果
営業力を高めるために もっと改善できないかとの声
これがBI ツール導入そしてDX化の 真の目的・成果です
会社の営業力強化のために 選ばれたのは 『 kintone 』
営業力強化における kintone の役割
kintone のサンプルの営業支援アプリには
顧客管理 案件管理 そして
幹部にとっていちばん知りたいことが知れる
活動履歴アプリがあります
営業部員が各顧客・案件に対して
・どの程度 時間を費やしているか
・効率よくアプローチをかけているか
・また 部員同士が連携をとってスムーズに動けているか
・結果 受注できたか 失注したのか
などです
その結果を見て
こうすればもっと良かったはず
が見えてきて レベルアップしていく
ものだと思います
とにかくシンプルで大きなメリットを
しかし 営業さんには これまでの業務に加え
kintone への入力作業が増えることになります
このアプリを作る側である わたしの願いは
シンプルで なるべく営業部員の負担を増やさず
入力にかかる時間をできるだけ少なくし 継続できるアプリにすること入力することで 経営陣とともに営業部員さんたちにとっても 大きなメリットを感じられること
この2つです
経営陣の要望は
経営陣が会社の業績向上を目的とし
営業力強化のために『営業支援アプリ』を導入することへの
期待値はかなり高く 意気込みはすごいものです
幹部が満足する分析結果を得られるようにしたい
という思いも もちろんあります
その結果
顧客アプリには 担当者を複数人登録できるように追加した
案件アプリには その案件の詳しい分類がかなり増えた
活動履歴は活動日報となり
出社から退社までの一日の業務を時間を刻んで登録することとなった
思いつくものをあれもこれもいれてほしい というものでした
当然 経営側があらゆる視点で細かな分析をしたいという思いは
納得できます
kintone これでいいのか
顧客・案件アプリは
まずは この活動日報を入力するための
サブ的な要素のみで十分と思っています
どのような行動をしたか
訪問・商談・見積提出・打合せなのか
それが どの顧客でどの案件かが
わかれば十分
しかも
当社には りっぱな基幹システムがあります
それには 顧客・案件アプリに相当する
得意先マスタ 現場マスタがあります
それには 詳細な情報が登録されています
kintone の顧客・案件アプリに同様の情報は不要です
と思う次第です
DX化を実現するうえで
一番 避けなければならないことは
情報の二重登録という 非効率的かつ無駄な作業
なので
kintone での顧客・案件アプリはなるべくシンプルにしたかったのです
活動履歴アプリでも
顧客・案件に対して対応をした内容を記録するだけで
十分ではないか という思いです
案件に対する対応が足りているか足りていないか
受注するために 次にどう動けばいいかが わかればいいのでは?
幹部の要望から
一日の記録 9時から5時まで 隙間なく何をしたかをすべて記録しなくてなはならくなりました
社内会議や案件情報収集 他業務 そんな日報は必要なのだろうか
活動履歴で顧客・案件に費やした時間が取得できます
それ以外は社内作業です
これでは 営業部員が一日どんなことをしていたのか
監視するアプリになってしまいます
営業部員にとっては なんとも窮屈なアプリとなってしまいました
シンプルで継続的に利用できて かつ 営業部員にとっても
『これは いい』と言ってもらえるような メリットのあるアプリに
なるのでしょうか
導入前から 不安要素しかありません
そんな中 kintone を営業部員だけではなく
事務所全員が使おうということに
ちょっと 不安を感じながら
なるべくシンプルにメリットがあり継続できるアプリになればいいなぁ
と
次は 勤怠管理を kintone でつくる
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