『2001年宇宙の旅』SFクラシック。すべてはあるべきところにある。
このキューブリックの作風は、ときに退屈に思えるが、その完璧さに圧倒される。
淡々と映画が流れるなか、ハルの反乱だけがドラマチックで、デイブを応援して見守っている自分に気づいて、ウケた。今のAI問題への大きな警鐘である。
作品の冷たい触感は、レディオヘッドの『キッドA』を想起するほど、研ぎ澄まされている。トムがあのアルバムについて言っていたように、悪いところは一つもなく、すべてはあるべきところにあった。
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