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『ア・フュー・グッドメン』軍内の死、罪の所在は本当に一つの答にできるのか?

 キューバを臨む米海兵隊基地で起きた殺人事件。その弁護にあたった法務総監の若きメンバーたちは、罪の所在を探すことになる。
 ニコルソンとの対決も映画史上の事件だが、トム・クルーズの熱演とある種の無邪気さは、彼の魅力をふんだんに見せており、彼の映画である。 
 アーロン・ソーキンはこの脚本で成功してから、映画界ではなくてはならない存在になるが、この映画は罪ある者は一人ではなく、一つの犯罪というのは、個人でなく、組織や社会、時代が生むものだという、重要な視点を残している。

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