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肝臓にいいかも アルギニン

本日の気になる情報をまとめておく

アルギニンは、ヒトの体内に存在する最も重要なアミノ酸の一つである。
アルギニンはヒトの体内でタンパク質を構成する20種類のアミノ酸の1つ。

尿素回路の中間体であり、摂取によりアンモニアの生体内解毒(アンモニアの除去など)を助ける。
また、血管弛緩因子でもある一酸化窒素(NO)の生体内での前駆体である。
さらにアルギニンは、精液を構成するタンパク質の大半を占めており、不足すると不妊につながるそうだ。
よって男性はよりアルギニンの摂取を心がける必要がありとのこと。
また、成長ホルモン分泌を促進し、美肌や疲労回復に効果的だとか…
アルギニンの代謝は、肝臓内の尿素回路内でアルギナーゼによってオルニチンと尿素に分解される。

また、アルギニンには多くの効能がある。
1、血管拡張

2、血流改善

3、成長ホルモンの分泌を促す

4、細胞傷害性を増強し、ナチュラルキラー細胞(NK細胞;抗体独立性のリンパ細胞)やリンホカイン活性化キラー細胞(LAK細胞;リンホカインによって誘導される活発な細胞傷害性を有するリンパ細胞)の免疫反応を促進

 5、インスリンの分泌を促すことが知られており、インシュリン分泌値を測定するのに非グルコース性分泌促進剤(分泌を起こすか、または分泌を刺激する薬剤) として使用されます

6、肝臓内の尿素(オルニチン)回路の構成要素としてアンモニアの解毒に関与しており、解毒促進効果を示す

7、アルギナーゼの作用により、オルニチン、ポリアミン前駆体に変換される、そのポリアミンは、組織増殖に関与することが証明されている

8、経口摂取で吸収されることが知られており、多アルギニンの経口摂取は動物及びヒトにおいて効果があることが多くの事例で示されている

9、ヒトの食物でのアルギニンの上限摂取量に関して、副作用を示す記録はほとんどない

10、成人被験者においてアルギニンの筋肉増強や血流の改善効果を検証した臨床試験によると、改善に必要な一日摂取量は1-8gである

11、アルギニン摂取に起因する望ましくない副作用は報告されておらず、最近提唱されているOSL(Observed Safe level:安全性が確認されている一日摂取量)では、アルギニンのOSLは20g/日

12、ラットを用いたアルギニンの急性経口毒性試験では、半数致死量(LD50)は16g/kg(体重)

ちなみにL-アルギニンが多く含まれていて摂取しやすい食材も記録しておく。

アルギニンを多く含む食品(by glico)
食品 100g当たりのアルギニン量(g)
ゼラチン 7.9
湯葉(干し) 4.4
かつお節(加工品) 4.3
凍り豆腐 4.1
らっかせい(乾) 3.2
きな粉(脱皮大豆) 2.8
大豆(乾) 2.7
ごま(乾) 2.7
しらす干し(半乾燥品) 2.4
くるみ(炒り) 2.2
くるまえび(養殖・生) 2.0
すじこ 1.8
毛がに(生) 1.6
若鶏肉(むね・皮なし・生) 1.5
豚肉(ロース・赤身・生) 1.5

●アルギニン1,000mgはこのくらい!
主食類 オートミール 1と3/5カップ
玄米 男茶碗1杯
肉類 鶏肉(ひき肉) だんご5個
ぶた肉(ロース) 薄切り4枚
牛肉(ひき肉) ハンバーグ1個分
魚介類 エビ(芝えび) 6尾
まぐろ(きはだ) 刺身7切れ
卵類 鶏卵 2.3個分
豆類 大豆(乾) 大さじ3杯
乳類 プロセスチーズ スライスチーズ6枚
野菜類 ブロッコリー 1株
藻類 ほしのり 16枚
種実類 落花生 17個
ごま 大さじ5杯
アーモンド 5粒
菓子類 カステラ 7切れ

 

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