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水泳教室はパンチパーマと歯抜けの記憶

あっかです。

池江選手、入江選手、その他にも続々と
水泳の東京オリンピックの内定者が決まっていきますね。
そもそも開催できるの?と思いつつ、オリンピック関連ニュースって見ていてワクワクします。

さて、もう記憶にもないのですが、
0歳からベビープールに入り浸り(当時暑い国で暮らしていたのもある)、
3歳からはスイミングスクールに通っていたようです。
4歳半頃の着衣水泳記録会が、プール関係の最初の記憶。

完泳記念のいちごアイスだけ覚えてる。甘かった~(苦笑)

その後も水泳教室が大好きで、小学校を卒業するまでずっと続けていました。

子どもたちにも当然のように水泳教室に通わせているのですが、
ずっと感じていた違和感。

水泳教室の先生たちってこんなにニコニコしてていいの?

まだ子供たちが未就学児で、教室も水を楽しむことがメインとはいえ
なんか違う感じ。
結婚して暮らしている家から最寄りの教室に通っているので、
生まれ育った町の水泳教室とは運営会社も名前も別です。

でも何が違ったんだっけ?ともやもやしていたので、
家族に聞いてみました。

怒号が飛ぶ?水泳教室

とにかく礼儀作法に厳しい教室だった

背も年齢も小さいのに早く進級したアナタには同じクラスの男の子たちの風当たりがやたら強くて、保護者に謝りの連絡が頻繁に入っていた

男性の先生が大半だった

とのこと。

確かに、受付にはたいてい女性がいた記憶がありつつも、
受付前を走る小学生男子には容赦なく「コラーっ!!」が飛び、
準備体操前の点呼は列になって座り全員静かに前を向かないと始まらず、
プールに移動後おしゃべりを続ける小学生女子は
無駄口を叩けないよう即座に並び順を変えられて、
滑りやすいプールサイドを走れば「コラーっ!!!」

プールは声が響いて聞き取りづらいので、
普段の指示も声が大きくなりがち。

先生たちがたまに雑談で笑うと嬉しかった記憶もあるので、
今考えると結構厳しかったんでしょうね。

水泳は油断すると溺れて死に直結するスポーツなので、
プールの中では先生たちが特に厳しくしていたような気がします。

さらに、受付、準備体操のホール、プール、送迎バス、共通していたのが
挨拶をスルーするとめちゃくちゃ怒られること。

だいたいふざけたい小学生男子は、挨拶なんてしません。
挨拶しろと言われるほどしないし、
「こんにlkfd!」とどこまで誤魔化せるかあえてやっている所も。

ありがとうございましたが言えないと帰れない

広い範囲から子供たちを集めるために、送迎バスがある教室でした。
小学校高学年になると自転車で通う子も出てきますが、
私は全力で泳いだ後に高低差のある道を自力で帰宅するのは無理。

送迎バスの運転手さんは2人いたように記憶しているのですが、
こちらもかなり挨拶に厳しい。

乗るときは「お願いします!」
降りるときは「ありがとうございました!」

バスの中で多少はしゃぐ分には注意されませんが、
とにかく挨拶をしないと
「あん??」
「聞こえないぞー!」

ある日、自宅近くのポイントが近づいて席を立ち、
ドアのそばで待っていたもののニヤニヤして挨拶しなかった男子は

ドアを開けてもらえず通過されていました。

私はその直後のポイントで普通に下りたので、
降り損ねた男子がその後どうなったかはわかりません。

いつものポイントで降りられず茫然としていた彼は、
次のポイントでなんとか挨拶をして徒歩で帰ろうという発想もなかったのでしょう。
泣きそうになっていたのを周囲にからかわれていたように記憶しています。

別の日、他の男子がお願いしますをニヤニヤして言わず、
乗り込もうとしたバスのドアを鼻先で閉められていたこともありました。
ケガさせないように気を付けてはいたんでしょうけどね。

そして、2人のうち特に厳しかった運転手さんが

パンチパーマ
前歯がない

見た目からしてかなり怖い人だったのです。

もう1人も、恰幅がよくて声が通り、迫力のある人でした。

スラムダンクの安西先生がドスを利かせてる感じ

ボクシングジムも併設している教室だったので、
今考えるとそちらの関係者だったのかもしれません。
となると、水泳教室全体の雰囲気も、ジムの影響があったのかな。

「女の子は怒んねえよ。ちゃんと挨拶するもんな?」
と運転手さん達はよく言っていて、

挨拶さえすれば、
必要な時に集中して話を聞けば、
何も怖くない

確かにそう思っていました。そこから

挨拶は自然とするもの
恥ずかしがったり考えてから口から出すものではない

という習慣がついたように思います。

自分から挨拶すればよい。減るもんじゃなし。

今の水泳教室で、子供たちは先生への挨拶をスルーすることがあります。
そのたびに

挨拶されたらちゃんとお返事するの!
自分から挨拶したら、お返事が終わるまで相手のお顔を見るの!

と言っているのですが、先生たちは特に気にする様子もなく。
もじもじしている子供たちに、減るもんじゃなしと声をかけていると、
むしろ先生たちに笑われる始末です(苦笑)

習慣になってしまえば本人が楽になるので、
先生方にも挨拶を促してもらいたいなと思いつつ
まずは自分が挨拶する姿を普段から見せて、そういうもんかなと思ってもらいたいところです。

パンチパーマに叱られるより、ママに促された方が怖くないぞ(笑)!

なので、
私にとって水泳教室の一番の財産は、先生と運転手さんたちに培われた

自然と挨拶する習慣
メリハリをつけて集中する習慣

です。
これは一生の財産です。
(今でも趣味として泳いでいるので、
 もちろん体力とか根性とか大切な気分転換のツールも財産ですけども)

どうぞよしなに。

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