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ジグムント・バウマン『コミュニティ』

バウマンはここ最近だとなかなか著名な社会学者になっている気がするのですが、僕がリーズ大学に留学する数年前までリーズで教鞭を取られていた先生です。
噂には聞いてましたが、非常に難解な本でした。
アンデルセンの『ポスト工業経済におけるに社会的基礎』依頼、ザ・社会学って感じの本を読みました。本書は近代資本主義社会において衰退するコミュニティとその衰退していくコミュニティは人々が追い求める夢想空間になっていることを論じたものです。

安心のコミュニティvs自由の近代資本主義を対比させながら、歴史的な変遷を論じます。基本的にコミュニティは失われていくよねという悲観論でしかなく、特に何かしらの処方箋が与えられるわけでもありません。

正直、バウマンの主張が何なのかイマイチ掴みきれずでした。近代資本主義批判とコミュニティ再興すらもcapitalizedであることに対する批判はあったのですが。ウェーバーの考察をコミュニティという観点から焼き直したような著作に感じてしまいました。

これは1人だと読み解けない感じがしたので、ゼミの人たちでいつか読み直したいなぁと思います。
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