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“アウトプット” と “リアルな場”

今年度の六本木アートカレッジのディレクターはロバート キャンベル氏。

「これまでも、これからも、在る。」をテーマに展開しています。
2月3日に対談いただくSnow Peakの社長の山井梨沙さんとキャンベルさんの事前打ち合わせを、Snow Peakの東京オフィスで先日行いました。

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その時に、山井さんが「田舎の生活は、近くのお店までも車で数十分もかかりとても不便。だから、色々工夫をしながら暮らしている。」というお話をされていました。例えば、数日先まで見込んで買い物をしたり、薪が足りなくなりそうであれば節約するなど、ちょっとした工夫だということです。

都会の生活は、とても便利です。コンビニエンスストアのおかげで、真夜中でも欲しいものはほとんどが手に入ります。
普通に暮らしていると“不便”を感じることはほとんどありません。ある意味、何も考えず、暮らしているかもしれないと、ドキッとしました。
そして、ふと思い付いた言葉が、
「必要は発明の母」の派生版、「不便は創造の母」。
逆を返せば、私の創造力は退化しているのではないか? (汗)

次に、思い浮かんだ事が、
“必要”というインプットによって、“発明”というアウトプットが起こる。
“不便”というインプットによって、“創造”というアウトプットが起こる。
要は、アウトプットが大切ということ。

2019年に、アウトプット型のイベントを企画しました。
「みんなで語ろうフライデーナイト」(略して“みんフラ”)

当時、感じていたことは、
「日本人は、インプットが大好きで、アウトプットは苦手」という方が多いことです。
「アウトプット型のイベントは敬遠されがちだけど、今からの時代はアウトプットが重要だ」という問題意識で、企画チームの仲間でホワイトボードを囲みながら、何度もディスカッションをしました。そして出来上がったイベントでした。
当時(2019年)は、当たり前のようにオフィスの一角でホワイトボードを囲んでいましたが、今は「zoomで画面を共有しながら。。。」ということでしょうか?

この「みんフラ」は、2019年3月にスタートして36回開催しましたが、現在は中断しています。ソーシャルディスタンスやマスクを気にせず、思いっきりディスカッションができるようになったら、再開したいと思っています。

やはり、「みんフラ」をオンラインで開催する気持ちにはなれません。リアルの場だからこそ意味があるような気がしています。
オンラインイベントの普及で、東京に居なくてもアカデミーヒルズのイベントに参加できたり、海外在住の方にご登壇いただいたりと、とても便利になりました。
でも、“リアルな場”がいいなと思ってしまいます。ライブラリ―の会員の方からも「リアルでのイベント開催はまだ無理ですか?」という問合せもあります。
リアルの良さ、オンラインの良さ、各々があります。今後は、その特徴を組みつつイベントを企画する必要がありますね。


アカデミーヒルズ 熊田ふみ子


#アカデミーヒルズ #集う場 #アウトプット #リアル

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